タイトルでの期待値がトップ。内容も期待していたものからそう遠くなく、今回の収穫でした。
 これで文章がさらに繊細だったら、もう一化けも二化けもするんだろうなー。うらやましいです。
 作中をただよう諦念めいた空気が好きです。

短編らしい切り口で、楽しめました。後味の悪さがお見事。

ただ、この切り口で、この文体なら、もう少しなだらかな傾斜にしてほしかったです。祐一を無自覚的に描けば、後味の悪さが生きてきたかな、と思いました。好みの問題かもしれません。

なんていうか…寂寥感みたいなものを感じました。
最後のあゆの願いがかなった、その後の話ですね。
面白かったです。ほんとに。

しかし、それは、あまりに現実的な寂しさを感じるのでして。
勝手にそう思わなくてはならないとしても。

 物悲しい、寂しい終わり方がとても良かったです。

面白い観点から物語が作られていますね。
多分、あゆと名雪が知り合った後の「青空エンド」からの派生なんでしょうけど、
天使の人形と「――ちゃん、今頃何してるのかな」という名雪のひと言から
祐一が持っているあゆの記憶が払拭される所がポイントですね。









5位



一月の路上に捨てる。(作者:えりくらさん)


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8 点3(10.71%)
9 点3(10.71%)
10 点2(7.14%)

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