足元に風

名&香 「きゃぁっ!」
祐&北 「おっ、白!」




光が舞った

香里 「どちらかというと光に舞ったって感じかしら」
名雪 「祐一のバカァ・・・・・・」

祐&北 「言いたいことはそれだけか・・・・・・ぐふっ」




日常にだけ積もったぶんの奇跡が

栞 「あの人と出会えたこと、今こうして生きていること。すべてが奇跡と呼べるかもしれませんね」




見上げれば雲

祐一 「ん? って天井からクモっ・・・・・・のオモチャ? 真琴か・・・・・・」

真琴 「ふふん、いい気味よ・・・・・・って、きゃぁぁぁぁぁっ!」
秋子 「あら、黒い悪魔」




遠くへの帰路

あゆ 「もうお別れだね祐一君、大切な人と仲良くしてね・・・・・・」




幼い日の

名雪 「祐一、ゆういち、祐一、ゆういち・・・・・・うん、大丈夫。覚えてるよ」




自分よりも早く

祐一 「ま、待て。名雪・・・・・・お前・・・・・・・足速すぎ」
名雪 「だから鍛えてるって言ったのに」
祐一 「ガキの頃は俺のほうが速かったのにな・・・・・・ま、これも変化の一つか」




雪解けを待っていた子供のように

 舞 「佐祐理、おなかすいた」
佐祐理 「ちょっと待ってね、すぐ用意するから」
祐一 「・・・・・・なぜに鍋ですか?」




走る 光る滴 飛び跳ねてる

名雪 「雪解け水の水たまりががお日様に反射してきれいだよ〜」
祐一 「そうだな・・・・・・あの目覚ましのことをばらしたお前を追いかけてなけりゃもっといいんだけどな」




明日の出会いさえ

舞 「魔物がざわめく・・・・・・どうして? でも、私のやることは変わらない」




気づかずにいる

栞 「アイスの当たり、でませんね〜?」
祐一 「カップアイスだからな」




季節たちの中で

あゆ 「ボクの思い出がいつの日も祐一君と共にありますように。そして忘れないで・・・・・・でも、思い出さないで」




輝いているよ

真琴 「鈴が、太陽に当たって金色に光ってる・・・・・・きれいだね、祐一」
祐一 「ああ、とっても、きれいだ」




世界中には

舞 「私よりいい人がいっぱいる。私は祐一には・・・・・・」
祐一 「でも、それでも俺は・・・・・・舞のことが!」




どんな想いも叶う日が来る

名雪 「じゃあ、猫さんアレルギーを治してください」
 栞 「もう少し絵が上手くなりたいです」
真琴 「祐一にいたずらが成功しますように」
 舞 「佐祐理といつまでも一緒にいたい」
秋子 「名雪が健やかにすごせますように」
香里 「栞が元気でいてくれればいいの。あたしが望むのはそれだけ」
美汐 「まずは、友人が欲しいです」
佐祐理 「舞が元気ならそれでいいですよーっ」


あゆ 「えーっと・・・・・・こんなに奇跡を使ってもいいのかな?」




ずっと旅をしていく僕らに

あゆ 「もう、ボクみたいに悲しい思いをする人がいなくなりますように」




小さな精たち舞い降りる

あゆ 「雪・・・・・・名残雪だね」
祐一 「ああ、こんなに雪をきれいだと思ったのは久しぶりだ」




終曲
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