硝子の向こう

作者:海老さん   第 12 位(50.77 pts)

Manukeさん (6点)
「どうして百貨店?」と素で悩んでしまいました。百花屋のことですか(^^;)
原作の状況を考えると、栞が小学校で運動会に参加するのはあり得ないんじゃないかと。
ほとんど外に出ることも許されなかったわけですし、普通に学校に通える状態だったら、香里と一緒に学校へ通うことが「たったひとつの夢」になることもなさそうです。
展開は少し地味な印象ですけど、お話はそのものは悪くはないですね。

かきさん (6点)
 綺麗な話。割と雰囲気勝負かな。
 とても安定している印象。突出したものはないけれど、安心して読み進められました。
 全体的によくできていたとは思います。
 が、恐らくこの話独自の色として用意されたであろう「硝子の破片」がイマイチ生きていなかったような気がします。
 硝子をもっと現実世界に絡ませるべきだったかなぁ、と。そこが上手く働いていればさらに素晴らしい作品になっていたと思いますです。
 『雪が降るのはいつだろう』という終わり方はすごく好みなんですが、『何か、そう、何かが、ふとわかった気がした。』はかなり唐突な感じ。そここそ筆を割いて欲しかったです。今の形じゃちょっと納得できない。
 こりゃもう海老さんしかいない。しかし相変わらず僕ら本多孝好の影響強いですよね(笑)

LM_STACKさん (5点)
ガラスの破片が何を意味するのか?
かなり抽象的なお話ですね。

アーサー.C.クラーク著の「2001年宇宙のオデッセイ」という小説で、
ボーマン艦長によって引き抜かれたHAL9000のボードがボーマン艦長の周りを浮遊する様子や、
ラストの方でボーマン艦長の記憶が全て引き出されて保存される場面を連想させる作品ですね。

ただ、香里と栞は小学校では同学年ではないと思いますよ。

琴吹 邑さん (6点)
二人三脚をからめたお話。
ほのぼのしつつしっとり感があるそんなお話だなと思いました。

最後に本当に栞のことを吹っ切れたであろう香里に良かったなあと思いました。

Foolisさん (6点)
作品全体に流れる、ほのぼのとした雰囲気が非常によかったです。
キャラとキャラとのやりとりがよく描けておりいい感じでした♪

PFRさん (4点)
 百花屋ではなく百貨屋の券を貰ったところで、ようやく自分が勘違いしていたことに気付いて落胆する名雪、という落ちを予想していたのですが違ったようです。
 破片の比喩があまり上手くない気がしてしまって、更に「破片」という言葉を使いすぎで文章としてもあまり巧みであるとは思えず、印象はあまりよくありませんでした。本筋も、スポーツ大会とか百花屋とかの脇道に逸れすぎていて、少し冗長な感じを受けました。丁寧に書かれている、とは思うのですが。

涼末さん (9点)
この美坂姉妹はこの企画の中で一番好きでした。
二人の距離ってやっぱりすごく微妙だと思うんですが、最後までにそこに焦点をあててバランスよく描かれていたのが心地よかったです。
破片の部分も効果的でした。

まてつやさん (7点)
 7点をつけるくらいにこの作品は評価してますし、このこんぺの中でも個人的に「面白い」方よりなんですけど、具体的な褒め言葉が何故か浮かびません、すいません。
 ところどころ挿入される破片のエピソードがなんとなく重いというか、シリアスな感じが出すぎているような気がするので個人的にはもう少し抑えて欲しかったと思いました。
 意味深すぎるというか、もっと軽く、回数も減らした方が個人的には好みだったかもしれません。
 あーうー。やっぱり褒めてない……一応、今回のこんぺでは5本の指に入る評価なんですけど、点数分程度には好きな作品なんだけどなぁ。ごめんなさい。

つうじいさん (4点)
状況説明も上手だし、文章もこなれていると思いますが。
今回は香里絡みで強烈な個性を持ったSSが多数参加してるので埋もれてしまった感じです。
あと、キャラに違和感。全体的に全員テンションが低い。特に祐一に見せ場なしとは・・・
話的にもおとなしめですが、運動会のシーンなどはもっと盛り上げられたと思います。
途中に強めのギャグなんかがあれば、メリハリが出てラストが雰囲気出たと思います。

衿元馬桜さん (5点)
助け合う姉妹の図がなんとも幸せな絵柄だったので、こっちも少しだけ幸せな気持ちになれました。ありがとうございます。
硝子の破片がモチーフとして何度か挿入されていますけど、なぜそのイメージでなければならなかったのかがいまいち分かり難かった気がしました。雰囲気的に他にも何かあったような気がします。

匿名希望(25、リーマン)さん (4点)
 姉妹の物語のなかで、スポーツ大会というモチーフが浮いているように感じられました。本来であれば眼目となるべきだとは思うのですが。
 どこかかみ合っていないように思えます。あと姉妹をクローズアップしすぎていて、名雪と祐一が、登場の機械の割にはあまり活かされていなかったかな、と。

えびふりゃーさん (10点)
全体的によく作り込まれているし、表現も綺麗なとてもすばらしい作品だと思います。
個人的には文句の付けようがないですね

KATUOさん (4点)
なんか地味な話でした。せっかく運動会してるのに、全然盛り上がっていないような。

ガラスのかけらがどんなふうにストーリーに絡むのかと期待していたのですが、最後まで浮いているような感じが拭えなくてちょっと残念です。
栞の口調にも違和感がありました(これは好みの問題なんですが)。

Natsuさん (4点)
硝子の破片がモチーフとして使われてるようですが、意図が読み取れませんでした。
普通にスポーツ大会の話として書いても良かったんじゃないでしょうか。



有効票24 
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3 点2(8.33%)
4 点5(20.83%)
5 点5(20.83%)
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