ネバー・エンディング・ストーリー

作者:相沢和也さん   第 13 位(49.64 pts)

じゅげむさん (4点)
目が疲れました。でもまぁ、面白かったです。まさか、遺書形式とは……。ただやっぱり、文章量が多くて疲れますね。急いで書いたんでしょう、推敲が足りない感じがしました。後、致命的な誤字だと思うんですが、「ブラックサタデー」と「ブラックマンデー」があります。ちょっと混乱しますね。

Manukeさん (9点)
北川君SF繋がりですね。仲間仲間〜。
え? 一緒にするな?(^^;)

さて、いくつかツッコミをさせていただきます。
「光回線を使えば、ほぼ誤差なしの映像電話を引くことが出来る」という記述がありますが、これは通信タイムラグのことですよね?(違ったらごめんなさい)
月−地球間は38万キロメートルの距離があり、光でも往復で二秒半(通信機器によるディレイを考えればもっと)かかります。テレビの衛星中継等をご覧になれば分かる通り、会話は困難を伴うことでしょう。「ほぼタイムラグなし」と言うには少々無理があるかと思われます。
(とか言いつつ、自分のSSではちゃっかり超光速通信(^^;))

それから、香里が試みた「人工衛星からの大規模な有害ウイルス散布事件」ですが、これもかなり難しいですね。
人工衛星から地球へ物を落とすのは、そう簡単なことではありません。人工衛星からウイルスをばらまいても、多少軌道が変わるだけで、ウイルスは人工衛星の軌道近くに留まるはずです。地球に落下させるには、かなり加速する必要があります。
また、仮にウイルスが地球へ落下したとしても、速度が大きいために大気との摩擦で燃え尽きてしまう可能性が高いのではないでしょうか。
(だから失敗した、とも言えるかもしれませんが)

とは言うものの、お話の展開はとても面白いと感じました。香里の脆さをこうした行動で表現するのは、少々突飛ですがKanonのSSとしても悪くないです。
また、個人の悪意による全人類規模の災害もなかなか考えさせられる部分ですね。

じゅうさん (3点)
こういうのもセカイ系というのでしょうか。
亮輔の立場になったつもりで手紙を読んでみたのですが、
……潤じいちゃん、それは思い込みが過ぎるのでは、と思いました。
事件を通じて、かつての恋人の気持ちを理解したと言われても、無理があるんじゃないかな、と。
そういう思考にいたるじいちゃんが痛々しい、と感じます。
また、仮に動機が当たっていたとして、香里はそれでどう言って共犯者を抱き込んだのでしょう。

宇宙開発時代を舞台にしているのは、何らかの隠喩があったのでしょうか。
特に月にこだわっているのには何かの伏線かと思うのですが私の読み落としの可能性があります。
よろしければ解説望みます。

土曜日か月曜日。

はむさん (8点)
12モンキーズだ……。
? あの企業……ウイルス……
まさか……あの企業は海馬コーポ(略

かきさん (5点)
 これは割れそうだなぁ。とか言いながら無難な点数を入れてる僕。
 文章はとても上手で形式としても面白いと思うんですが、なんだかなぁ、イマイチ楽しめませんでした。
 何でかなぁと考えてみると、多分、話の中で「読み手の自分」をどこに置いていいのか分からなかったからじゃないかなぁとか。
 亮輔に共感しようにも、話の大部分が潤の手紙なんで、どうも上手くいかない。潤に共感しようにも、「既に終わったこと」を更に手紙(既に書かれたもの)として読んでいるわけで、これもまたイマイチ上手くいかない。
 結果として空の上から客観的に見ていたんですが、現実(亮輔の世界)には冒頭潤の死以降、何も起こっていない動いていないわけで。
 読み方を知らない僕に大きな問題があったのかもしれません(笑)
 相沢さんかなぁ。違ったらごめんなさいです。

LM_STACKさん (4点)
かなりの容量ですが、内容はSF仕立てのKanonの後日談と言った所ですね。
人形の正体は、祐一があゆに渡した天使の人形なのでしょうか?

琴吹 邑さん (6点)
個人的には、作中に出てきたブラックマンデー事件を
香里視点で書いてもらいたいなあと思いました。
すごいそのときの香里を読みたいなと思わせる作品でした。


Foolisさん (3点)
設定、よくここまで考えましたねー、と感嘆しましたが。
やはり香里ですね。
香里が全人類を滅ぼそうとするのかなぁ、というのが気になります。
作中で香里が自分はかわった、といいましたがやはりそれでもひっかかります。
どちらかというとああいうことになったら自殺しそうな気がしますし。
あと、やっぱりこれは香里視点の物語として書いてほしかったかなぁ、と。
微妙によんでいて最後がこれなのでしまりが悪いんですよね。
これをプロローグとしてそこからを書いてほしいというか。
それが残念でした。

PFRさん (5点)
 マンデーなのかサタデーなのかは明らかすぎるケアレスミスなので割とどうでもいいとしても、微妙なリアリティの欠如を感じるのですよね。人工衛星からウイルス撒いて地上に届くのかな、とか、会社名や社長の名前を無理に出さない辺りに作者の影が感じられる、とか、スイス銀行なんて銀行ないよ、とか、世界中の捜査機関の目を欺いて子供を隠蔽するなんて無理だろ、とか、月で人が生まれて健康大丈夫なんだろうか、とか、そもそもわざわざ月に住まなきゃいけない理由がよくわからない、とか、気にしなければそれまでの何気ない箇所を詰め切れていないことが、全体の完成度にかなり悪影響を与えていると思います。

竹仙人さん (4点)
 めちゃくちゃ感想が書きづらい。
 つまらないわけじゃないし、それなりに読者心をくすぐる要素もあったとは思うんだけど、なんだろう? ていうかなんで宇宙?とか。いや趣味って返ってくるのはわかってるんだけど、それでも聞かずにはいられないというか。うーん……そうか、あれだ、武器がない。高得点をつける根拠が見当たらない。尖ってはいるけど変な方角向いてるっていうか。原作との接点が薄いのも痛い。手紙で回想してるところを全部文章に起こしてゲーム化したとして、そのおまけディスクみたいな。家族計画がちょうどそんな感じなんだけど。
 要するになんだ、一体どこへ行こうとしているんだと。

後三年さん (7点)
タイトル名が最後で納得いきました。

つうじいさん (5点)
すげー1点つけたいです。
でも、途中かなり引き込まれたので加点。
斬新な発想と展開に感心しました。正直ドキドキしました。
でも、最終的に北川の心理が私には理解しかねたことと、これからというところで終わるのが納得いかないです。
この後の香里の孫の登場は必要だったと思います。
その出会いで亮輔が何かを感じ取らないと、北川がただの変な人のままです。


衿元馬桜さん (6点)
無意味に話が大きくなってしまいましたけど、北川の語り口が軽妙なので割とダレずに読み切れました。面白かったです。

匿名希望(25、リーマン)さん (2点)
 はっきり書きますと、あまりおもしろくないと感じた原因はわりとはっきりしていて、語り口に魅力が感じられないということでした。北川からの手紙とそれを読む亮輔の反応という反復という形で、全編が淡々としているといいますか、読み物としてのおもしろさが今一つかなという感じです。
>北川くん、と美坂は言った。10年も前のように言った。だから私もつい、美坂、と返してしまった。
 ここら辺は良かったと思うんですが、やはり語りとしてのおもしろさはなかったかなと思います。もちろん手紙であることを意識しての文章だとはわかっているのですけれど。

えびふりゃーさん (1点)
kanonじゃないですね。
オリジナルの話を書く際に、kanonから自分にとって都合の良い設定だけを拾ってきて、なおかつそれを自分の都合の良い設定に書き替えて制作した話。
まぁ、ちょっと意地悪な言い方になってしまいましたが、事実としてそう形容するのが一番的を射ていると思います。
もっとも、作者さんにはそんなつもりなんか全然無い、つまり無意識でやってる可能性が高そうですが。
そんな感じの作品なので残念ながら本流コンペというこの場では、kanonの二次創作SSとして評価のしようがありません。
真っ正面からkanonに向き合っている他の作者さんに対して失礼になりますので……


まぁ、でも作品としては結構面白かったですよ。
個人サイトとかもっとお祭り的なコンペ等の場所ならばもっと違った評価をしていたと思います。

KATUOさん (8点)
ジャンルが近未来ってどんな話なのかなーって思っていたんですが、うおお、すごい話ですね。
香里がとってしまった行動には「むむー」って感じですが、それ以外はなかなか楽しめました。

Natsuさん (5点)
手紙を読むだけの内容、というのは面白い試みだと思います。
長すぎるのが欠点ですかね。ただ手紙を読むだけだったらもっと短く纏めたほうがいいと思います。



有効票24 
1 点1(4.17%)
2 点2(8.33%)
3 点3(12.50%)
4 点3(12.50%)
5 点4(16.67%)
6 点5(20.83%)
7 点2(8.33%)
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