サンダルが飛ぶ夏

作者:竹仙人さん   第 3 位(56.07 pts)

じゅげむさん (3点)
長い割りに、特に印象に残り辛い。日常的な会話が嫌いではないですが、展開が遅いので、ダレました。

Manukeさん (9点)
お話のタッチはやや新鮮味に欠けるところはありましたが、締めが鮮やかです。
祐一の感情の吐露に胸を突かれます。
ただ、前半の北川君が少し便利過ぎるように感じました(^^;)

はむさん (5点)
北川と相沢が「女ほしー女ほしー」とか言ってダベってる作品って感じがして、序盤で心折れそうになったぜ・・・。
でも頑張って最後まで読んだぜ!
<真面目フィルターON>
読者に「なぁどうだい? 今の俺の気持ち……」って感じで言葉を投げかけるような語り口の文章は、
心に響きますね。共感を促し、同意を求めているわけです。
感性で書かれた作品は詩のようで、昔の日本独自の自然主義文学の流れを汲んだ――まさに語りの文学。
ストーリーではなく、若者たちの会話を愉しむ心境小説なのでしょう。
<真面目フィルターOFF>
・・・ってのは分かるが、文章がダラダラしすぎだと思うぜ! メリハリに乏しいのさ。
ダベってるのを表現しようとしてるのは分かるがYO!
この内容ならもっと削れるぜガリガリ。
この手の文章は緩急つけて、抑えるところは抑えて行間の妙を出すのが肝心だ。
わ・び・さ・び! これが日本人のココロデーーース!
さぁ削ろうぜ! LET’S GO ジャスティン!

ただ、最後がしんみりしてて、
まぁ悪くないので1点追加しとくぜ! 

かきさん (7点)
 あー、いいなぁ。内容はもとより、文章がとても素敵です。
 本編後の、あゆに関する話。kanon二次創作として一番の本道を歩いた作品だと思ってます。
 あゆと祐一、そしてその周囲についてとても真摯に書かれていて好感が持てました。
 kanonの中であゆという少女が持つ独特の「空しさ」みたいなものもよく表現されていたと思います。
 ただ、今作は内容にしろ文章にしろちょっと剥き出し過ぎたような気がしないでもないです。
 多分その辺好みの問題なんだとは思いますが、でももっともにゃもにゃしてた方がこの話には合ってたような。
 最初最中さんっぽい印象を受けてたんですが、読み直すと竹さんな感じがしてきました。違ったらごめんなさい。

LM_STACKさん (5点)
情景描写にかなり力が入っていますが、
物語そのものはシンプルで分かりやすいですね。

琴吹 邑さん (8点)
テンポが軽快で読みやすかったです。
だんだん忘れていってしまうのが、ちょっともの悲しい感じですよね。
ONEを彷彿とさせる展開は個人的にはかなり気に入りました。

うまいなあと感じた文章でした。

Foolisさん (6点)
香里と北川の関係、なんてまわりくどいんだ、と思わないではないですがいい関係ですね。
よんでいてほほえましいです。
ただちょっと祐一があゆのことを再び忘れてしまうその辺の描写がやや弱いかなぁ、と。
あと調理を上手くいない気がしました。
見せ方がやや下手というか。
ネタとしては非常にいいと思うんですが。
それが残念でした。

ebiさん (8点)
文体が独特で、とても魅力的でした。読み始めて、終わりまでぐいっと一気に引っ張り込まれちゃいました。お見事です。

PFRさん (4点)
 申し訳ないですが、ところどころ面白かったり切れがあったりはするものの、それが全体を通してどんな意味を持つのかを理解することがほとんどできませんでした。ので、感想は、面白いっぽいけどよくわかんない、というものになってしまいます。

最中さん (7点)
 ややもすると暗くなりがちな設定にも関わらず雰囲気が明るく、最後急速に切なくなるという構成が効果的に働いていると思います。
 『軽薄と軽快の違いがわからないようでは〜』など、作者さんの視点に好感を持ちました。

 気になったのは、冒頭の、肩に力の入ってしまったような文章。
 それと、雰囲気が軽いのは良し悪しあるもので、特にあゆと病室で会う場面などは軽すぎるんじゃないかなあと思いました。

後三年さん (8点)
北川とのやりとりがGOOD!

まてつやさん (8点)
 読みやすくて、良かったです。
 最後ちょっと語らせすぎているの感じがしました。もっとスマートに決まってくれるともっと好印象で読み終われたと思います。
 なんか、ところどころ全部切ない。ものすごい切なかったです。

つうじいさん (7点)
難しいなあ。凄まじいまでの構成力、完成度の高さ。
ハッピーエンドでないこと自体は否定したいけど否定しません。
誰とも結ばれなかった未来を怖いくらいリアルに書き上げてますね。
それでも女性達が誰もあんまり不幸に感じて無さそうなのがリアルだ。
名雪とか、元気な栞とか、まあ、仕方ないよねーとか思ってそう。
個人的にはラストが予想通りだったのがかなり残念。
あと、北川の人物像が私のSSと対極なのにかなりドキドキ。
上位に食い込みそう。

衿元馬桜さん (5点)
いまいち乗り切れないまま話が進んで、いつの間にか終わっていた感じ。雰囲気だけで押していくには少々しんどかった印象です。
人形が願いを叶えてくれないのは、もう願いを使い切ってしまった後だからでしょうが、現実はそんなもんだよなぁとか思ったりもしました。

匿名希望(25、リーマン)さん (8点)
 感傷的だなあ。どこかしらもうすでに終わってしまっているということを描いたものは好きです。このSSもそう。
 ところどころにあるユーモアがじつに皮肉でいい(笑)。
 でも全編通して、ホント、これは冷たい文章だと思った。心情が。そこがいいんですけど(笑)。

えびふりゃーさん (8点)
ちょっと独特の文章回しが人を選ぶかなと思いました。
でも、それは確実にこの作品の魅力とも言えるので個人的にはとても楽しめました。
ただ、それだけに終わり方が……
誰も選ばないエンド後の話で、なおかつこの作品単独でみたとしてもこれ以上とないほどふさわしいエンドだとは思うんですけどね。
でも、ここまでしっかりとkanonを追っかけてるのだから、安っぽくなってもやっぱり奇跡が見たかったと思います。

KATUOさん (9点)
タイトルに惚れて真っ先に読んだんですが、それに負けず劣らず中身も素敵な話でした。
ラストは予想外でした。てっきり目が覚めると思っていたので……。せっかく思い出したのに忘れちゃうなんて残念です。切ない話ですね。

あと、話の設定が自分のとかぶりまくっててとても焦りました。
読んでる最中、「絶対勝てねー」とか思ったり(笑)。

Natsuさん (4点)
祐一と北川の会話が軽すぎて読み飛ばしたくなります。テンポのよさもやりすぎると深みがなくなりますね。
すらすら読めたけど内容は記憶に残りませんでした。
オチもいまいち理解不能。あゆは結局どうなったんでしょう?

コンタミンさん (7点)
うまい。
うまいんだけど……何も残らない。
文章のテクニックはトップクラスなのですが、エピソードが細切れで何一つ解決していないからでしょうか。
投げっぱなしの展開と言いますか……もちろん、意図的にそうしているのだと思いますが。
読み終えて「どんな話だったっけ?」とあらすじを回想した時に、
色々あった。でも悲しいんだ。ばかやろう。
としか思い出せなくて、自分に悲しくなりました。



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