この母娘には、ずっと幸せでいてほしいです。

 言葉も出ないよ。
 右目から雫が一滴だけ出たよ。

ああ、なんだかもうコンチクショーって感じです(^^;)
秋子さんらしさ、名雪らしさが見事に表現された、優しく暖かいお話でした。GJ!

 ストレートのウイスキーなんて飲めませんよ……(笑)


 数ヶ月前から放置プレイだったウイスキーの水割りを、手元に用意しながら読んでいます。
 注いでみると、本当だ、トクトクトクって音がする。
 『ありがとう』って限定されたシチュエーションでこそ美しく光る言葉ですよね。少なくとも、その言葉自体が美しいわけではなくって、言葉を発するものの気持ちの持ちよう、使い方の如何でどんな形にだって変わってしまう。
 作中での名雪の言葉は笑っちゃうくらいにぶきっちょでしたが、その中に抱え切れないたくさんの気持ちが溢れ出すようで、読みながら「ああ、母親が実際こんなこと言われたらボロ泣きなんだろうなー」とか思っていました。
 僕は生物学的に母親にはなれないし、もうしばらく父親になる予定もありませんので、感情移入という面ではちょっと難しいです。なってみないと解らないんでしょうね、きっと、そういう時のそういう気持ちは。

今回のコンペで私が一番気に入った作品です。
全てがいい感じで纏まって、ストーリーも申し分ないです。
名雪と秋子さんの仄かに暖かい触れ合いに、亡き父親との思い出の品がいい感じで絡み合ってます。









1位



琥珀色の幸せ(作者:かきさん)


有効票28 
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3 点1(3.57%)
4 点1(3.57%)
5 点3(10.71%)
6 点4(14.29%)
7 点5(17.86%)
8 点5(17.86%)
9 点4(14.29%)
10 点5(17.86%)

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