一月の路上に捨てる。

作者:えりくらさん   第 5 位(55.78 pts)

愚地克己さん (6点)
ネタ被っちゃった(汗)。
私よりも文章が緻密で丁寧ですね。まいった。
芥川賞作品を意識した題名でしょうが、特にリンクは感じなかったのは、やや残念。

りょとさん (9点)
 これは巧い。今現在、素で一位取るだろうなぁ、と予想しておきます。
 なんでもない日常描写の陰に隠れた、ノベルゲーだからこそのバッド。その中にある寂しさに近い感情をしっかり堪能させてもらいました。

 苦言を言うとすれば、何かが足りなかった。それが文量の少なさによるものなのか、それともテーマ性の少なさからかは私にはわかりません。というか、文量はあれだけしかなかったからこそ、虚無感がより出てたでしょうし、テーマ性も然りです。
 はっきりと何が足りないかは言えません。でも、そこがどうしても気になった。10点をあげる訳にはいきませんでしたけれど、それでもこの作品に関しては大好きです。お見事。
 

かきさん (8点)
 うわ、これきっついなぁ。
 「八月の〜」を読んでいないので、内容を比べることはできません。何で、そっちは無視しますね(笑)
 題名がバシっと決まったいい例だと思います。目を引く題名ですし、最後まで読んでうわぁってなります。この語彙の貧困さをどうにかしてください(笑)
 裏で消えていくあゆを実に上手く表現した話でした。直接的じゃない、もやもやとした切なさ。痛さ。「夕闇バッドエンド」の言葉にぴったりです。
 17とのシンクロニシティに密かに感動してたりするんですが、個人的にはこっちが一歩前に出ていた印象。
 でも冒頭二文は正直要らなかったんじゃないかとか思ってみたり。
 えりくらさんかなぁ、これ書きそうなのは。

Mynonaさん (5点)
うん、いいなー。
どこが一番いいかというと、名雪の礼儀についての部分。
思わずああそうかと頷かされるところがありました。真琴シナリオがらみで個人的にもう少し考えてみようとも思いましたけれど。
タイムカプセルの瓶の方は以前から使ってみたいと思いつつ果たせなかったアイテムなのでちょっと悔しいです。悔しい。

雨音さん (5点)
これは別にバッドエンドではないような……?
確かに祐一が捨てたものは大きいですが、
これはむしろ雅史(友達だよね?)エンドのような気がします。
まぁ、これもバッドといえばバッドなのかもしれませんが。
しかし、あゆの幻影が怨霊のように書かれているのは、色々と残念でした。

ヒナゲシさん (4点)
バッドエンドに、なるんでしょうね
ちょっと表現の仕方が好みではないですが…

Foolisさん (10点)
なんていうか…寂寥感みたいなものを感じました。
最後のあゆの願いがかなった、その後の話ですね。
面白かったです。ほんとに。

Natsuさん (4点)
まさにギャルゲーのバッドエンドですね。完成度は悪くありません。
ただテーマが間違ってるような。
ゲームだとそれまでプレイしてきたプロセスがあるのでこういう終わり方も余韻があっていいですが、ラストシーンだけ切り取られても感慨は覚えません。
中編でやれば原作焼き直しになるだろうし、うーん。

PFRさん (8点)
 八月じゃなくて一月ですか。ボクのこと忘れてくださいって言われて本当に忘れちゃった話、でいいんだと思いますが、かなり上手く仕上がっています。
 ただ、夢にあゆの姿を見る、というのがありがちかなと感じます。むしろ視界をうろつく影のほうが不穏さが出ていていいと思うのですよね。こちらをもっと細密に書いて欲しかったです。また、「楽しい」と連呼したり、楽しい出来事を羅列したりと、楽しさを表現するにあたって深みのない直截的な物言いが多すぎるため、全体的に安直で安っぽく感じられます。もっと描写を尽くして、より深い意味での楽しさと、それを内側から蝕む名状しがたい不安とを表現できれば、更によくなったと思います。

LM_STACKさん (8点)
面白い観点から物語が作られていますね。
多分、あゆと名雪が知り合った後の「青空エンド」からの派生なんでしょうけど、
天使の人形と「――ちゃん、今頃何してるのかな」という名雪のひと言から
祐一が持っているあゆの記憶が払拭される所がポイントですね。

UX96さん (7点)
しかし、それは、あまりに現実的な寂しさを感じるのでして。
勝手にそう思わなくてはならないとしても。

まてつやさん (7点)
 物悲しい、寂しい終わり方がとても良かったです。

Manuke++さん (5点)
うわぁ……こ、これは……。
このざっくりとした切り捨て感が小気味よく思えてしまうことに罪悪感(笑)

復路鵜さん (6点)
こうして祐一は忘れていくのですねえ、と思ったり。
良い作品でした。

つうじいさん (5点)
これだけの作品をなぜ本番に使わないかと本気で文句を言いたいです。
すごい面白そうなのに、もったいないところで終わってますね。
これだけ引っ張ってこのオチはないかなと思いました。
展開、構成のよさは今大会屈指の良作だと思いました。
もったいない。45KBで読みたかったです。

コンタミンさん (10点)
 今回、一番お気に入りの一作です。
 前向きな逃避……とでも言うんでしょうか。自分でも身に覚えが
ありすぎて、素手で心臓を掴まれたような気がしました。

『繋がりそうで繋がらない揺れる二つの影が、背後の路上に大きく
長い影を落しているだろう。でも俺は、振り返らない。振り向かない。』

 このくだりが本当に美しかったです。
 自分が人形になって、遠ざかる二つの影を見つめているような、
そんな気分になりました。
 お見事でした。

ぺーたさん (2点)
つっこんじゃいけないとは思いつつでも気になったので、聞く事にします。
なんか名雪が知りすぎてませんか?
特に最後の方。
この作品無いではそういう設定なんだと納得させる事は出来るんですが、原作があるからこそやっぱ細かい部分は気になっちゃうんですよね。
まぁ、色んな意味であゆが乗り移ってたとでも思えば良いんでしょうが……
それにしても祐一がうすっぺらいなぁ……
上っ面だけしかないみたいな感じというか。
とか言うと貶してるみたいに見えますが、もちろんこれは誉め言葉です。
あきらかにそういう祐一を表現しようとしてる作品ですからね。
そこはとても良かったとは思います。
でも、話として好きになれるかというと……
まぁ、付けた点数が答えになっています。
やっぱ、kanonが大好きな人間としてはそうとしか答えられないですよ。
作者さんとしても読者に好かれる話として書いたわけではなくて、思いついた話を発表するのにちょうど良い場だからこの場に出したとかじゃないですか?
もっとも邪推でしたら、ほんとに申し訳ないことですけど……

竹仙人さん (7点)
 タイトルでの期待値がトップ。内容も期待していたものからそう遠くなく、今回の収穫でした。
 これで文章がさらに繊細だったら、もう一化けも二化けもするんだろうなー。うらやましいです。
 作中をただよう諦念めいた空気が好きです。

倉科さん (9点)
短編らしい切り口で、楽しめました。後味の悪さがお見事。

ただ、この切り口で、この文体なら、もう少しなだらかな傾斜にしてほしかったです。祐一を無自覚的に描けば、後味の悪さが生きてきたかな、と思いました。好みの問題かもしれません。



有効票28 
1 点0(0%)
2 点1(3.57%)
3 点0(0%)
4 点3(10.71%)
5 点6(21.43%)
6 点6(21.43%)
7 点4(14.29%)
8 点3(10.71%)
9 点3(10.71%)
10 点2(7.14%)


掲示板  home