琥珀色の幸せ

作者:かきさん   第 1 位(60.36 pts)

愚地克己さん (6点)
こう、酒に強くなさそうな二人がこの飲み方は危険だとか色々思ってしまうわけです(笑)。
でも、良くまとまっている物語だと思いました。


りょとさん (8点)
 好きです。まったりのんびり。凄く緩やかな時間が巧く表現されていて、物語をしっかり彩ってくれてます。
 ネタの選択もナイスです。過不足なく、いいお話でした。

繆也さん (10点)
今回のコンペで私が一番気に入った作品です。
全てがいい感じで纏まって、ストーリーも申し分ないです。
名雪と秋子さんの仄かに暖かい触れ合いに、亡き父親との思い出の品がいい感じで絡み合ってます。

じゅうさん (6点)
は、恥ずかしい……(褒め言葉)。

それと「ねえ、あなた?」の効果的な繰り返しが気に入りました。

雨音さん (9点)
いい話だなぁ♪
ってか、
>「――わたしのお母さんでいてくれて、たくさん、たくさん、ありがとう」
このセリフが、最高に反則でした。
秋子さんと同じく、泣いてしまいそうなくらい素敵です。
惜しむらくは、フリが短すぎた事でしょうか。
もうちょっと回想とか入れてエネルギーを溜め込んでから、上のセリフを読みたかったです。
……まぁ、これで一杯一杯の10kb制限ですから、どうやったって無理な話なんですけどね(苦笑
ってか、変に長くしても逆に中だるみするだけかもですから、これはこれで、良かったのかもしれません。
うーん、なんか纏まってませんが、とにもかくにも、素敵な作品でした♪

ヒナゲシさん (7点)
この母娘には、ずっと幸せでいてほしいです。

Foolisさん (8点)
結婚式前夜の話として面白かったです。
名雪と秋子さんの心情がよく描けていると思いました。

Natsuさん (3点)
多分苦手なジャンルだろうと思って一番最後に読んだのですが、やっぱりダメでした。
全体的にメリハリがないですね。こうも幸せを前面に押し出されると読んでてむずがゆくなります。
文章は特に文句ありません。

PFRさん (9点)
 このSSに限ったことではありませんが、秋子の独白で、夫に対する呼称が「あなた」だったり、夫への言葉使いが無条件で丁寧語だったりするのを見ると、なんかあまりにもテンプレ化された「妻」のイメージに囚われすぎていないかと考えます。意外性を狙えばそれでいいというわけではありませんが、だからといって疑いを差し挟むことすらせず通俗的概念に屈するのが良いこととは思いません。その意味で、このSSで表現される秋子の夫への思いや背景に垣間見える夫婦関係は、あまりにも定型的で読者の予測の範囲内に行儀よく収まりすぎているように感じられました。
 それと、名雪に語らせすぎです。まあ酒に酔っているってことなんでしょうが、こんな気恥ずかしいこと身内に対して言うとは、たとえ実際にそう思っているのだとしても、考えにくい気がします。あからさまに不自然です。またストレートに語りすぎるのは小説としても高等とは言いがたく、早い話、もう少し行間で語ってくださいということです。
 あと、名雪の出現について。冒頭の「私は、一人、お酒を飲む。」という一文によって定められた、SS全体を規定するフレームがあっさり壊されて、嫌な方向に読者の予想を裏切った感じです。名雪の前では明かさないような秘められた思いを読めるのだろうと期待していただけに。また、前半は、母としての名雪への愛情と、妻としての夫への愛情とが上手く両立していたのですが、実在の名雪の出現によってそのバランスが崩れて、後半はどっちつかず、或いは前者のみが強調される結果になってしまっています。登場させないほうがよかったとは言いませんが、もう少し上手い処理の仕方はなかったのだろうかと考えてしまいます。
 高く評価していることは点数からわかっていただけると思うので、悪いと感じた点を述べてみました。

広咲瞑さん (10点)
 ストレートのウイスキーなんて飲めませんよ……(笑)


 数ヶ月前から放置プレイだったウイスキーの水割りを、手元に用意しながら読んでいます。
 注いでみると、本当だ、トクトクトクって音がする。
 『ありがとう』って限定されたシチュエーションでこそ美しく光る言葉ですよね。少なくとも、その言葉自体が美しいわけではなくって、言葉を発するものの気持ちの持ちよう、使い方の如何でどんな形にだって変わってしまう。
 作中での名雪の言葉は笑っちゃうくらいにぶきっちょでしたが、その中に抱え切れないたくさんの気持ちが溢れ出すようで、読みながら「ああ、母親が実際こんなこと言われたらボロ泣きなんだろうなー」とか思っていました。
 僕は生物学的に母親にはなれないし、もうしばらく父親になる予定もありませんので、感情移入という面ではちょっと難しいです。なってみないと解らないんでしょうね、きっと、そういう時のそういう気持ちは。

衿元馬桜さん (7点)
 うわぁ、これは感想を付けにくいっ! いい話や……
 ラストの名雪と秋子さんのやりとりがとっても素敵。

LM_STACKさん (6点)
個人的にはウィスキーは割った方が美味しいと思いますけど、
華々しい場面ではどんなものも美味しく感じるのかもしれませんね。

UX96さん (5点)
全体的に弱い感じがいたします。
ワインなら結構やっている人が居ますよね、そういう使い方。
生まれたら木を植えて、嫁入りの箪笥作るとか。

mさん (4点)
いい話だとは思うのですが、秋子さんのキャラクターと違うような気がして悶々としてしまいました。
それと、妊婦が飲酒とかどうなんでしょう?

まてつやさん (10点)
 言葉も出ないよ。
 右目から雫が一滴だけ出たよ。

Manuke++さん (10点)
ああ、なんだかもうコンチクショーって感じです(^^;)
秋子さんらしさ、名雪らしさが見事に表現された、優しく暖かいお話でした。GJ!

復路鵜さん (7点)
思わず唸るような中身でした。
秋子さんの母親ぶりに感動。

つうじいさん (9点)
秋子さんの愛情が感じられていい作品でした。
祐一にもかわいい甥っ子として愛情を注いでる感じが好きです。
二本買ったウイスキーは素敵な話だ。
二人の乾杯シーンは互いの愛情がたくさん伝わったのだろうなと思いました。

コンタミンさん (10点)
 泣きの一作。とにかく泣かせよう、という作者さまの意図がばっちり
成功していたと思います。
 クライマックスへ向けてどんどん昂ぶってゆく、秋子の感情の描き方
が秀逸でした。

『その言葉で、もう、耐え切れなくなった。頬を伝う、冷たいような
熱いような感触。泣いているんだ、と思った。とうとう泣いてしまっ
たんだ、と思った。』

 耐え切れず決壊してしまった秋子の感情。クライマックスでもあり、
私の一番のお気に入りシーンです。
 ごちそうさまでした。

ぺーたさん (9点)
すいません……
私はこういうストレートな話+親子ものにものすごく弱いんです。
それにしても結婚関連の話ってどうしていい話になりやすいんでしょうね?
いや、単なる私の好みなのかも……

竹仙人さん (5点)
 こちとら甘酒でフラついてるというのに。いや、酔ったというか不味すぎて。甘酒って甘ったるすぎますよね。すいません、あんま関係なかったです。
 二日酔いになって式で面白い展開になりますように。



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