祐一(以下:祐)「第二回Kanon SSこんぺ 結果発表ーーーーーーーーーっ!!!」

あゆ(以下:あ)「わーい、わーい」
真琴(以下:真)「ピィ〜ヒャラ、ピィ〜ヒャラ」
栞「ドンドンドンドンッ、です」
名雪(以下:名)「パフパフパフ」
香里(以下:香)「はぁ〜、わかったから、とりあえず四人とも落ち着きなさいよね」
佐祐理(以下:佐)「そうですよ、順位は逃げませんしね」
舞「逃げるの?」
名「わわっ、逃げたら追いかけるの大変そうだね」
あ「みんなで追いかければきっと捕まえられるよ」
真「真琴一人で十分よぅ」
栞「私、運動苦手なんですけど、大丈夫でしょうか……」
名「だいじょうぶだいじょうぶ、ふぁいとっ、だよ」
栞「……ハイッ、がんばります」
佐「あははー、ステキな友情が生まれましたね」
祐「……なあ香里」
香「なに?」
祐「俺、頭痛くなってくた」
香「頭痛薬なら持ってないわよ」
祐「そりゃ残念だ」
香「相沢君」
祐「なんだ?」
香「時には諦めることも、大切よ?」
祐「……こんなギャグな場面でそんなシリアスなこと言わないでくれ」
香「冗談よ」
祐「…………」

秋子(以下:秋)「(パンパン)ハイハイ、みんな、それじゃあ結果発表、始めますね」
一同「はーい」




第10位<bP1 「光」(KATUOさん)>

有効票35 
1 点1(2.86%)
2 点0(0%)
3 点2(5.71%)
4 点5(14.29%)
5 点5(14.29%)
6 点10(28.57%)
7 点8(22.86%)
8 点3(8.57%)
9 点0(0%)
10 点1(2.86%)



香「あたしと栞の話ね」
栞「お姉ちゃんと学校でデートするお話です」
香「こらこら、いらない誤解を招くようなこと言わないのっ」
名「まぁまぁ香里、落ち着いて」
祐「得点配分はきれいな山なりだな」
佐「一番得点の多い6点と言うのが、象徴的ですね。」
祐「良く言って普遍的、悪く言えば可もなく不可もない、って感じですか?」
秋「そうですね。ただ、それだけではなくて、作者さんの思いが読者さんに通じるか、上手く通じなかったかのレベルの違いで、こういう結果になったのではないかと思います」
祐「なるほど」
名「最後の最後の展開にはみんなビックリしてたよ」
栞「その件については、ご心配をおかけしました(ペコリ)」
香「本当よ……」



9位 <No.7 「確率と戯れながら君は凛とする」(Revinさん)>

有効票39 
1 点1(2.56%)
2 点2(5.13%)
3 点3(7.69%)
4 点4(10.26%)
5 点7(17.95%)
6 点7(17.95%)
7 点4(10.26%)
8 点6(15.38%)
9 点5(12.82%)
10 点0(0%)



あ「うぐぅ……(ガクガクブルブル)」
真「あぅ〜、なんか怖いわよぅ、この話」
栞「私が死んだ後の、これも確率的に起こりえるかもしれないお話ですね」
舞「10点が1票もない」
佐「それにダークなお話です。にもかかわらずトップ10入りと言うのはやはり凄いですね」
栞「ダークなジャンルなんですけど、わたしはどこかキレイなお話だと思いました」
秋「話の世界に入れた人と、入れなかった人で、点数の配分が大きく分かれているのが特徴ですね」
香「後は前半はいいけど、後半が……って言う感想も目立ってたわ」
祐「こういう言い方は失礼かもしれないが、流石トップテンに入る作品だけあって、文章力だけはやっぱり凄いものがあるよな。だから普通に読めた人からもそれなりに高い点数が入ってる」
名「でもわたしは、やっぱり最後はみんなに幸せになってほしかったと思うな……」
秋「そうね。それもまた『確率』の一部なのかもしれないわね」
香「どうでもいい話だけれど、爆弾は意外と簡単にそこらへんにあるもので作れるわよ?」
祐「この話の感想でおまえがそういう発言をすると洒落にならんから止めてくれ……」




8位<No.13 「今宵もまた、逢いましょう」(あおさん)>

有効票36 
1 点0(0%)
2 点2(5.56%)
3 点4(11.11%)
4 点5(13.89%)
5 点3(8.33%)
6 点5(13.89%)
7 点7(19.44%)
8 点6(16.67%)
9 点3(8.33%)
10 点1(2.78%)



祐「美坂姉妹三連荘」
舞「麻雀の役みたい」
祐「シリアス、ダーク、ほのぼのシリアスとジャンルも見事に分かれてるしな」
あ「祐一君っ、まじめに発表しなきゃだめだよっ!」
祐「あゆに注意された……ショックデカイわぁ」
あ「うぐぅ……。いいもんいいもん、ショックから立ち直るまでボクが司会進行するもん」
祐「それじゃあ俺は向こうで、ショックから立ち直る努力をすることにしよう」
名「祐一、サボる口実付けたかっただけなんじゃ……」
祐「シーッ、シーッ!」

あ「おっほん、気を取り直して、北川君主役の栞ちゃんの幽霊話だね。夏にはもってこい」
祐「おまえ、ホラーは苦手なんだろ? 幽霊はいいのか?」
あ「栞ちゃんみたいなかわいい幽霊なら、ボクだったらとり憑いてもらいたいよ」
祐「北川は勘弁こうむりたかったみたいだがな」
あ「勿体無い思うけどなぁ〜」
祐「もうちょっと色気のある幽霊にとり憑いてほしかったんだろ。それに考えてみれば、おまえだって似たような存在だったじゃないか、ゲーム本編では」
あ「うぐぅ、祐一君のイジワル……」
栞「そういうこと言う人嫌いですっ!!」
舞「漫才はおいておいて」
佐「ストーリー的には王道モノでしたね」
名「悲しいけれど、悲しいだけで終わらない、ステキなお話だったよ」
佐「王道モノが好きな人からは大きく評価されてるみたいです」
香「そうじゃない人からは低い点数を付けられた、ってことかしら」
佐「そうですね。話もライトシリアスなノリで進んで王道を極めているので、そこから出る粗が気になってしまった人には気になってしまった、と言う感じでしょうか」
香「それにしても……北川君、ちょっとカッコ好すぎじゃない?」
佐「まぁまぁ、今回の主役さんですから、ちょっとくらいかっこよくないと可哀想ですよ」
舞「佐祐理、何気にキツイ」




7位<No.30 「手と手をつないで」(匿名投稿)>

有効票36 
1 点0(0%)
2 点0(0%)
3 点2(5.56%)
4 点4(11.11%)
5 点7(19.44%)
6 点11(30.56%)
7 点7(19.44%)
8 点4(11.11%)
9 点1(2.78%)
10 点0(0%)



真「ふっふっふっ、真琴の時代がついに来たわっ」
美汐(以下:美)「で、何で私が呼ばれるんですか?」
香「この話の主役だし、司会進行はサボり、司会進行代行がアレなのよ」
あ「うぐぅ〜、いいおはなじだよぉ〜〜〜〜〜〜」
名「ああ、ああ、あゆちゃん。鼻水が出ちゃってるよ、ちゃんと鼻かもうね、ハイ、チーン」
栞「ああっ、それ私のストールです、それでかんじゃ嫌です、ティッシュこっちです。ハイっ、あゆさんっ」
あ「ありがとう……チーン、グジュグジュ」
美「……納得しました」

香「ただこれ、解らない事があるのよね」
美「なんでしょう?」
香「書かれている感想を読むと、ダメ出しが多いのよ、トップ10入りの作品にしては珍しく」
美「ダメがこれだけ出ていて7位なのはなぜだろう? ……と」
佐「佐祐理もそれは感じました。他の方が低いから、と言う理由ではないですよね明らかに」
秋「それだけ話の中身に魅力があったと言うことではないかしら?」
香「ダメを出した分を差し引いてもですか?」
秋「そう。またはこうとも考えられるわ。ダメを出すところを感じなかった人は、あえて感想を書かなかった、とか」
美「得点差を見ても、それほど前後の差は1ポイントとありませんから、多分1点、2点を付けた人がいなかったのが、この位置の理由だと思います」
香「天野さんと相沢君の取ったスタンスの違いって言うのは今までのSSは見なかった珍しい解釈だったし」
佐「みんな、いいお話だってことは解っていらっしゃるんですよ」
真「真琴と美汐が出てるんだもんね。あったりまえよ!」




6位<No.22 「密室に踊る猫」(Manukeさん)>

有効票34 
1 点0(0%)
2 点0(0%)
3 点1(2.94%)
4 点3(8.82%)
5 点10(29.41%)
6 点8(23.53%)
7 点7(20.59%)
8 点3(8.82%)
9 点2(5.88%)
10 点0(0%)



あ「これ、暗号わかった?」
真「あたりまえでしょ、こんなの解らないなんて祐一以下よっ」
あ「うぐぅ〜」
美「真琴は本当に解ったんですか?」
真「簡単だったわよ」
美「それじゃあ簡単なのを一つ。『かのれだあぬてふてむ』」
真「ええ〜っと、ええ〜っと……」
あ「真琴ちゃんも祐一君以下だったってことだね」
祐「おまえら……」
あ「美汐ちゃんも、よくこんな暗号すぐに作れたよね」
美「感想にあったものを少し拝借しました」

あ「それにしても……ラヴラヴだったね」
香「口にするのも恥ずかしい」
美「砂が吐けますね」
祐「天野、その表現、おばさん臭いぞ?」
美「余計なお世話です」
名「香里も酷いよね、探偵役やっておいて……」
香「いいじゃない、楽しかったんだから。それに名雪だってちゃんと仕返ししてくれたじゃない」
名「そうだけど……」
佐「こういうほのぼのとした物語は、やはり完成度が高いと評価が高いですね」
舞「でも一方だと、ミステリーモノとほのぼのが混ざって中途半端とも見える」
佐「そこで主題が霞んでしまい、減点の原因となった、と言うところが一部にあるようです」
秋「ミステリーモノでも何でも、色々な違うジャンルの要素が混ざることは悪いことではないと思います。ただ、その辺の匙加減が個人の好みによってしまうから、味の好みが難しいんでしょうね」
祐「まぁ、俺はなんだかんだでおいしい思いをさせてもらったから、ありがとうってかんじだわな……ってだからしおりさん、ケツをつねるのはかんべんしてください、いがいといたいんですそれ」
栞「祐一さん、えっちです!」




5位<No.9 「いつかの夏に、届くよに。」(ボンクラーズさん)>

有効票34 
1 点2(5.88%)
2 点2(5.88%)
3 点3(8.82%)
4 点4(11.76%)
5 点4(11.76%)
6 点5(14.71%)
7 点0(0%)
8 点6(17.65%)
9 点4(11.76%)
10 点4(11.76%)



あ「夏の風物詩スイカをコンセプトにした9つ+ボーナストラックなお話だね」
真「短いお話がいっぱいだったから色々楽しめておもしろかったわよ。中には分けわかんないのもあったけど、そういうのは読み飛ばしたし」
美「読み飛ばすのはちょっと、と思いますが、色々な楽しみ方が出来るのもこのお話の醍醐味だと思います」
佐「タイトルもオシャレですけど、時間のところが話の要領になってるのも、オシャレでステキですね」
香「これも解った人と解らなかった人がいたみたいだけれど。数字を60進法に直さなかったのは、わざとかどうかは、あたしもぜひ聴きたいところね」
舞「点数の分配を見ると、1点から満点までをほぼまんべんなく取っているけどこの順位って言うのは凄いと思う」
秋「得点の散らばり方がここまで広くて高得点を得ていると言うちょっと特異なところにも、このSSの色がよく出ているように思いますよ」
名「わたしはどちらかと言うと、内容よりも、雰囲気を伝えたかったんじゃないかなって思ったよ」
香「雰囲気?」
名「うん。何が言いたかったのかわたしには解らなかったけど、一つ一つが持ってるお話の持ってる雰囲気、空気とか匂いって言ってもいいかな、そんなものを凄く感じたよ」
香「それが作者さんが伝えたかったものだといいけどね。名雪の感じたことだからねぇ〜、どうかしらねぇ?(笑)」
名「うぅ〜、香里、ひどいよ……」




4位<No.28 「死んでからやってみたい10のこと。」(匿名希望(24、リーマン)さん)>

有効票38 
1 点1(2.63%)
2 点2(5.26%)
3 点4(10.53%)
4 点2(5.26%)
5 点6(15.79%)
6 点6(15.79%)
7 点3(7.89%)
8 点4(10.53%)
9 点8(21.05%)
10 点2(5.26%)



あ「こんぺに出展するごとに順位を上げる匿名希望(24、リーマン)さんの作品だよっ」
香「相変わらず言葉の選び方と端々にちりばめられたネタのチョイスには一級のセンスを感じさせる作品よね」
秋「好き嫌いをはっきりと分ける書き方も相変わらずですが、はまった人たちからの高得点の回収率の高さはもはやお見事の一言ですね」
名「ところで結局やりたかったことは全部明かされなかったけど、なんだったのかな? あゆちゃんはなんだ思う?」
あ「う〜ん、たい焼きをめいっぱい食べたいっ!!」
名「あー、わたしも百花屋のイチゴサンデーたくさん食べたいな」
真「真琴は肉まん食べたい!」
栞「バニラアイスです、断固としてバニラアイスですっ!!」
舞「牛丼……」
祐「どいつもこいつも胸焼け起こしそうな食いもんばっかりを大量摂取したがるな」
(5人)「そんなことない!!」
あ「祐一君、たい焼きで胸焼け起こすなんて、絶対体がおかしいよっ!」
栞「それに女の子のカラダは甘いものと主食が別々に入るんですよっ」
祐「いや、それは関係ないだろ……」

  ギャンギャンギャンギャン

香「まぁ向こうは置いておいて」
佐「秘密は秘密のままにしておいた方が、お話としての魅力も増していいんじゃないでしょうか?」
秋「わたしもそう思います」




3位<No.29 「サマーソルジャー」(竹仙人さん)>

有効票35 
1 点3(8.57%)
2 点1(2.86%)
3 点1(2.86%)
4 点3(8.57%)
5 点5(14.29%)
6 点5(14.29%)
7 点5(14.29%)
8 点5(14.29%)
9 点4(11.43%)
10 点3(8.57%)



佐「はえー、この順位になってくると、凄いとしか言うことがなくなってきますね」
舞「会話のテンポもよかったし、話も凄く面白かった」
香「低い点数を付けた人は北川君の性格が自分の中のイメージと違ったり、栞と北川君が似ている、と言う点にしっくりいかなかった人たちみたいね。それ以外の人たちからはおおむね高い点数を得てるわ」
真「真琴としては、カッターを貰うのは怖いから、肉まんをプレゼントして欲しいと思ったわね」
佐「あははー。確かにカッターは貰うと怖いかもですね」
名「これはわたし、実はカッター自体にはたいした意味がないんじゃないかなって思う」
香「どういうこと?」
名「栞ちゃんが最後の方で『私なりのケジメ』って言ってたじゃない?」
香「言ってたわね」
名「うんとね、つまりはそういうことだって思うの。色々な意思やこれまであったものと区切りを付けるために思いをこめたもの、それがたまたま栞ちゃんの場合、カッターだったんじゃないかなって……」
香「……難しいわね」
名「うん。わたしもなんとなくそう思っただけだから」
香「まぁ、思う分には、自由よね。ところで名雪」
名「うん、何?」
香「名雪はあたしと相沢君、似てると思う?」
名「似てるところはあると思うよ。優しいところとか、ちょっとイジワルなところとか」
香「あっ、言ったわねぇっ」
名「キャーッ」
秋「ふふふ、二人とも、仲がいいですね」
佐「ハイ、素敵だと思います」
舞「はちみつくまさん」




2位<No.19 「春風駘蕩」(blikcatさん)>

有効票34 
1 点0(0%)
2 点1(2.94%)
3 点3(8.82%)
4 点4(11.76%)
5 点4(11.76%)
6 点6(17.65%)
7 点5(14.71%)
8 点4(11.76%)
9 点4(11.76%)
10 点3(8.82%)



祐「40kbきっかりって言う、神業的SSが今回の第2位、blikcatさんの春風……春風……あ、秋子さん、これなんて読むんですか?」
秋「たいとうですね。しゅんぷうたいとう。春風が心地よく吹くさまや、温和な人柄の人をさすときに使う言葉です」
祐「これでたいとうって読むのか。これを正しく読めた人っているのか?」
香「みんながみんな、相沢君みたいな人じゃないんだから、そりゃいるでしょ」
祐「……言い返せない」
真「あははははっ、祐一ってばなっさけなーい」
祐「そういうおまえは読めたのかよっ」
真「うっ……」
祐「おまえも読めてないんじゃないかよっ!!」
真「うるっさいわねっ、祐一のくせにぃっ!!」
祐「なんだとこのやろっ!」

あ「言い争ってる2人は置いておいて。ボクにはちょっと難しいお話過ぎたかな、あはははは(空笑)」
香「春風駘蕩って言うには、話の内容がシリアスに過ぎるわよね」
佐「読んでいて佐祐理は凄く切なくなってしまいました。でも、だからこそ春の温かい風、話の中の言葉では春ですね、そういったものを強く望む気持ちも強く伝わるんじゃないかって、思います」
舞「だけど、話の展開にいけなかった人も居たみたい」
佐「少し早かったってことかな?」
舞「多分。それに抽象的なイメージ的な言葉が多かったから、それが読んだ人の感覚に合う合わないっていうのも点数の分かれ目になってる」
佐「それでも2位なんだね」
舞「そう。10人と色で色々なイメージが出来上がる、キレイにはまればキレイな話だったから」
栞「抽象的なイメージを物語にはめながら読んでいくお話ですか……パズルみたいですね」
香「作者さんと感覚の合う合わないがモノを言うわけね」
佐「そういう着眼点だと難しいお話だったということでしょうか?」
香「そうですね。このお話に比べたら、向こうで言い争ってる二人の会話なんて、カワイイものですよ」
佐「あははー」




1位<No.17 「風の盆」(コンタミンさん)>

有効票37 
1 点0(0%)
2 点1(2.70%)
3 点3(8.11%)
4 点4(10.81%)
5 点3(8.11%)
6 点4(10.81%)
7 点6(16.22%)
8 点7(18.92%)
9 点5(13.51%)
10 点4(10.81%)



祐「……なんていうか、絶句、って感じだな。俺には文句の付けようもない」
舞「拍手(パチパチパチパチ……)」
真「あうー、最後まで解らなかったんだけど、この蛍って、名雪?」
名「さぁ? どうなんだろうねぇ?」
美「秘密、ですか?」
名「うん、秘密、だよ」
香「自分が死んだ話だって言うのに、妙にうれしそうね名雪?」
名「うん。うれしいよ。だって、わたしはいないけど変わりに夏美が生きていてくれているし、あの子がいてくれるって言うことは、わたしが少なくても何かを残してあげられてるっていうことだから」
香「はぁ〜、名雪のそういう考えかた、時々尊敬するわ」
名「それに……」
香「それに?」
名「北川君と香里の赤ちゃんも生まれてくるって言うお話だったしね」
香「そ、それは名雪には関係ないでしょっ」
名「ええ〜あるよぉ、だって、北川君も香里も、わたしの大切な友達だもん」

佐「ほとんどの方がこのトリックに気付かない中、オチが読めたという方も居るみたいですね」
祐「相当目が肥えてる人ですよね、その人」
佐「または目の付け所が良い方ですね。作者さんと近い視点を持っていらっしゃる方なのかもしれません」
祐「どっちにしても俺には作者さんも、オチを読んだ人も凄いとしか言えないな」
佐「本当に、そうですね。」
秋「作品自体も、とても丁寧に作られていますから、低い点数を付けられた方は、単純に相性の問題だったのではないかと思います」
祐「まぁ、人それぞれに好みが有りますからね。」
秋「はい」

栞「えうー、お姉ちゃんと北川さんがあってるって言うのに、私だけ置いてきぼりって言うのはどういうことですかっ!!」
あ「まぁまぁ栞ちゃん、落ち着いて」
栞「落ち着いてられません、折角祐一さんとお会いして、あわよくば夏美ちゃんの気を上手いこと引いて、そのままゴールインなんてことが出来るチャンスかもしれないじゃないですかっ!」
あ「夏美ちゃんと結婚するの?」
栞「祐一さんとですっ」
あ「ああそうか、そういう手もあったんだね、栞ちゃん頭いいね」
栞「あああ……ライバルを増やすような助け舟をだしてしまいました。でも、負けませんっ」
あ「2人でがんばろうね」
栞「ああ……もぉ〜……そうですね(ガックリ)」




祐「それじゃあ、以上で結果発表は終了だ」
真「ここまで読んでくれたひと、みんなまとめてありがとね」
栞「ここを読んではいないけど、SSの方は読んだと言う人も、ありがとうございます」
香「感想を書いてくださった方々にも、感謝します」
名「トップ10入りされたひとたちも、おめでとうだよ」
秋「それからコンペに参加された皆さん、おつかれさまでした」
あ「主催者の春日さん、とりあえずだけどおつかれさま」
佐「次の長編に参加される方は、がんばってくださいね」
舞「私の話もたくさん書いてほしい……」
佐「あーっ、舞ってばずるいんだぁ」

 ………………

 …………

 ……

 コンペに関わった皆さん、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。




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