透明なてのひらが

作者:広咲瞑さん   第 15 位(51.37 pts)

Foolisさん (6点)
思春期にありがちなやりとりで面白かったです。
読んでて楽しい気持ちになれました。


名雪は祐一のことが好きだったんじゃないか、という反論をふと思いましたが、
あれは恋ではなかったと、この時期の名雪は思っていたかもしれませんから個人的には納得できました。
#いや、なんとなくつっこまれてそうなので

ていうか何気なくこの作品設定ミスが多いんですよね…
>『香里のシスコンが直りますよう……に……
香里に妹がいることは名雪はしらないはず
>バスト83
二年前からまったく成長してないのですかっ。
さすがに不自然かとw

Mynonaさん (5点)
 うまいと思うのですが、秋子と名雪のキャラがなんだか釈然としませんでした。そして、その違和感の原因は主にこちらの側にあるような気もしています。自分の感覚に従うべきかどうかよく分からないので、棄権という意味で中間点をつけさせていただきます。

電光刑事バンさん (3点)
名雪の睡眠の原因を過去のトラウマとしているようにも見えるが、全体としてみるとその部分をごまかしているようにも見える。
原作の方だと秋子さんは『今日は部活もないみたいですし、普段疲れているみたいですから』とコメントしている。
また、授業中に名雪が寝ているという描写は、原作だと前日に充分な睡眠時間をとっていないとか、朝食をきちんと食べていないなどの原因があるが、この話だとそれが見られない。
もっとも、作者的に名雪はただの寝ぼすけで、それ以外の何者でもないと貶したいのなら、これでもいいでしょう。
むしろこういう話であれば、名雪が秋子さんに依存し、秋子さんも名雪に依存していると言うような、相互依存の関係を主軸にすえたほうがいいと思う。
百貨屋とかの誤字や、香里のシスコンを知ってる名雪とか、容姿に関する描写のないオリキャラとか、無駄が多すぎるように思える。
それに名雪シナリオだと香里は名雪の祐一への想いについて知っている描写がある。
結局こういう些細なミスで、全てを台無しにしてしまっている。
おそらくキャラクターメイキングのやり方を知らないのだろう。そのせいで登場人物が全体的に軽くわざとらしく感じられてしまいました。
まあ、原作設定を頭から無視して、キャラ名だけ有名ゲームからパクってきましたって感じがするのが難点。

個人としての秋子さんは、人間性とか優しさとかは優れていても、母親としてはダメダメと言うところがよく書けている。
この親にして、この子あり。
子は親の鏡である。
この言葉の意味をもう一度よく考えましょう。
なんか読んでると秋子さんはすばらしいのに、名雪はダメダメだというところしか伝わってこない。
原作の名雪と比較しても、好物と性癖以外に共通点がないのも減点ですな。
せめて自宅でくつろいでいるときの名雪と、学校で部活とかを一生懸命がんばっているときの名雪くらい書き分けましょう。
あれだけ寝てばかりいるの成績優秀などと言うのは、なんとなく成績の順位でしか人間の価値を測れないような感じもしますし。

じゅうさん (6点)
悪くない話、というか、中学生恋愛として好掌編なんですけど、
秋子さんが、ものすごく子供っぽいという違和感が拭えず、
そこが受け入れられなかったです。
原作と変わっているから、という理由だけじゃなく、
この話の母親役として。

えりくらさん (8点)
気をもたせるような態度取るなよ!ってことでしょうか。気持ち分かるなぁ、どっちも。

totoさん (9点)
この母と娘のやりとりはとても良いです。
というか、秋子さんが可愛い(笑)。

そして物語の方はというと、今こんぺ随一の完成度だと感じました。
過不足なしの展開といい、丁寧な描写といい。

とても暖かくて、良いお話でした。

匿名希望(24、リーマン)さん (7点)
登場の瞬間からわかっていたのだけれど、やっぱり隼人くんはかませ犬か。
展開が読め過ぎです。(笑)

非常に優しい物語ですね。
どういう風に締めるのかなと思っていたところで、この結末。
なかなかいい按配でした。
ただ、秋子さんの一人称にしてはちょいと幼いかなという印象も受けました。
どこがっていうか、全体的に。

Manukeさん (8点)
良い雰囲気のお話でした。
このお話では、秋子さんはごく普通のお母さんなんですね。その自然な性格付けが、お
話自体に心地良さを与えているように思います。

一点だけ、細かいことですが香里は家のことを他人に話したがらないはずです。だから
『シスコン〜』の下りはどうかな、と感じました。

まてつやさん (7点)
 みかんで名雪を叩くかなぁ?
 ちょっと茶目っ気のある秋子さん、違和感あるようでもあるし、合っているような気もします。
 終盤はなかなか良かったんじゃないかと思います。

竹仙人さん (4点)
 ささやかな思い出の一欠片を中篇で見せられても、残念なことに非常に物足りません。
 そりゃ祐一の知らないこんなイベントもあったろうな、くらいしか感想が出てこんのです。

LM_STACK_さん (5点)
秋子視点のお話ですね。
子ども達を見て自身の過去を思い出すというのが面白いですね。

かきさん (7点)
秋子さんが可愛すぎます。それもひどくリアル。
話自体もすごく面白かったです。優しくて温かいほのぼのでした。
ただ、最後のパートがちょっと物足りなかった。時間が足りなかったのかな、と。
「透明なてのひらが」素敵なタイトルでした。
でもこれも最後の方でもっと上手く絡めてほしかったです。やっぱりつくづく時間なのでしょうが^^;

Natsuさん (9点)
名雪が可愛い!
香里が可愛い!
秋子さんが滅茶苦茶可愛い!

原作補完として完璧です。
これは名雪エンド限定ですね。
読んでいくうちに「名雪エンドであってくれ」と本気で思いましたから。
原作への愛がなければ絶対に書けない話です。

幸せいっぱいの雰囲気、魅力あふれるキャラクター、もはやどこから褒めていいかわかりません。
これさえ読めればこんぺは大成功と言いたいぐらいの作品でした。
1位になれるよう祈っております。

雨音さん (5点)
体重を気にしたり成績を気にしたり、実に人間らしい秋子さんが素敵でした。
まぁ、変にドロドロとしてたりすると嫌ですけど、こういう感じなら悪くないです。
内容に関しては……本編の序章、の更に前という感じでしょうか。
酷い見かたをすれば「嵐の前の静けさ」というか、
こっからさき、どうやっても大変な目に合うことを知っているこちらとしては、
ラストの部分には素直に希望をもてなかったわけなのですが。
また、それにしたってちょっと静か過ぎるかなぁとは思いました。
が、全体的には無難に纏まっていたと思います。
もう本編との具体的な繋がりを描いてくれれば、
それだけでだいぶ変わったのではないかな、と。

つうじいさん (6点)
名雪に恋の物語があったら嫌だ!秋子さんがおばさんっぽくて駄目だ!
って中盤まで思っていたのですが……いいお話でした。
きちんと本編につながっていく、ささやかな思い出話として楽しめました。

2%さん (6点)
最初、時系列を勘違いしてしまって混乱したけれど(原作の舞台の2年前じゃなくて、原作直前の12月の出来事を2年後に回想しているのだと思っていました……)、精神年齢低めの秋子さんがひたすらキュートでした。自信まんまんの体重計とか、糸偏がいっぱいとか。柔らかなビジュアルが浮かんでくる描写のおかげか、読後に優しい気分になれる良作でした。

ボンクラーズ大阪担当さん (3点)
 もうちょっと高くてもいいのかもしれないけど、ラストがどうしても
納得できなかったので。
 途中まで好きだっただけにちょっと下げすぎたかも…

Longhornさん (7点)
名雪が可愛いですね。年齢設定もあるのでしょうけれども、妙に大人びていないのが良かったです。
香里が自分の家族のことを(栞のことで深刻な状態になる以前に)名雪に喋っていたのかどうかはグレーゾーンだと思います。
ただ、個人的には本編中で名雪が祐一に対して香里の家族のことを「知っているけど知らないことにしていた」というのもアリかなと思いますので、さほど大きな違和感はありませんでした。

揺れない乳の錬金術師さん (9点)
 二年間成長なしですか……香里(苦笑)
 安易なカップリングが量産される昨今、名雪の言葉がとても眩しく見えました。
 秋子さんが香里っぽかったのと、名雪が香里の妹について知ってることに少し違和感あり。

琴吹 邑さん (9点)
秋子さんがかわいいです。
家族の優しさって良いですよね。

――この家は、にぎやかな方が、楽しいからね――
――だから僕がいなくなっても、秋子、そんな顔をしないでおくれ――

という名雪のお父さんの言葉が素敵です。



気になったのは1点。 『香里のシスコンが直りますよう……に……』

原作では、名雪は栞の存在を知らないはずなので、この願いは存在できないのではないかなと思いました。




有効票34 
1 点1(2.94%)
2 点3(8.82%)
3 点3(8.82%)
4 点2(5.88%)
5 点6(17.65%)
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