スケッチブック

作者:LM_STACKさん   第 25 位(48.00 pts)

Foolisさん (5点)
話の流れとしては結構好きなんだけど、全体的に印象が淡々としてしまっているのがちょっと残念でした。
なかなか本とか、絵とか小道具はきいていて面白いんですけどね。
まぁ山とかの流れをつくるのは難しいのはよくわかるんですが(汗

電光刑事バンさん (4点)
なんとなく、西脇だっと氏のアンソロ漫画を思い出す。
ゲームだと接点のない二人であるのだが、意外と素直によくまとめられている。
ただ、栞の絵が下手くそであると言う前提で書かれているのが減点。
確かにゲームでもそう言う表現をされているが、絵と言うものは上手い下手で判断するものではないだろう。
むしろその一枚の絵にどれだけの想いがこめられているかを感じるかではないのか?
技術なんてものは続ければ自然に身についていくものだ。
栞にとって絵を描くというのはどういうことなのか、もう一度考える必要があると思う。
その意味では小説版の内容のほうがよかった。
それに成績さえ優秀なら、出席日数が足りなくても進級できますってのがいまいち。
人間の価値とは、テストでいい点を取ることですか?

じゅうさん (5点)
あらら?
作者さんがこの作品で語りたいことは語りきりましたか?
投稿締め切りに追われてしまったのでしょうか?
1〜5までの雰囲気やテンポで最後までいってまとめてほしかったです。

りょとさん (3点)
 明らかに詰め込みすぎです。伝えたいことがたくさんあったのはわかりますが、それをばら撒きすぎて何を伝えたかったのかまったく見えてきませんでした。
 あと、読んでて思ったんですが、初期の村上春樹に影響受けてるんじゃないかなぁ、と。
 人のことはさっぱり言えないですが、こういう形式は確かに楽で、見栄えもいいです。けど、そこはかとなく文章自体狙っていかないと微妙なことになります。読んでいた限り、割と普通な文章ばかりでしたのでそこが気になりました。メリハリがつけられる構成だからこそ、最低限求められるものがあると思うんです。

匿名希望(24、リーマン)さん (2点)
台詞がいちいち説明的でいけないですね。
削ぎ落としても構わないような言葉が多いなあ、と。
栞の絵に天野と狐という要素を絡ませるには尺が足りていないような感じです。
あっさりし過ぎというか何というか。

ただ、確かにトム・クランシーは年頃の女の子が読む小説ではないですね。(笑)

Manukeさん (3点)
アプローチは面白いと思います。ただ、展開に色々と理不尽な点が……。
文化祭への出品って、そんな風に選別するでしょうか?
「初めて声を掛けた生徒」が美汐というのも、納得行かない感じです。
美汐が裸なのに栞が気付かないというのはちょっと(^^;)
加えて、トム・クランシーが「年頃の女の子が読むような本じゃない」というのは偏見
ですよ〜。

まてつやさん (7点)
 二人の出会いがなんとなく自然でいいですね。
 内容も素敵なお話でした。
 惜しむらくはラストというかなんというか、もっと尺があっても良かったのではないかと思いました。
 これで終わり? と正直思ってしまいましたので。

滝粥さん (5点)
もう少し局所を詳細に書いて欲しかったです。
キャラクターの心理描写が曖昧としていて、脈絡に「?」と感じもしたり、やはり容量を幅広く使って欲しかったな、と。
しかしそんな中で一言がキラリと光っていたりしてるのは好きでした。

竹仙人さん (4点)
 栞と天野の交流を描いたいい話だとは思うんですが、内容と文章に温度差を感じてしまいました。
 散りばめたエピソードが終始同じ調子で淡々と書かれていて、和訳英語っぽいというか人間味がないというか、機械みたいな印象を受けます。
 部品はたくさんあるのに、組み立て方が無骨で残念でした。

Revinさん (4点)
一糸まとわぬ姿に興奮しました。

歩人さん (7点)
「た」で終わる文章が多いせいか、淡々としてあっさりしすぎな印象がありますが、内容そのものは良かった。

Garaさん (6点)
うーん……なんと言いますか、地の文が全般的にこなれてないですね。
「そう言った」とか「〜は答えた」とかの「この台詞を言いました」という説明がちょっと多い感じです。
また、「何故自画像では無いのか」のシーンや「言われてみれば」のシーン等の「頭の中で考えた描写」と「実際口に出した台詞」とで同じ内容が重複する箇所も散見します。この場合考えている内容を省略するか表現を変えるかしないと文章がくどくなります。
キャラクターには分かっている事が読者には説明されない、という「描写不足」な展開が散見します。例えば「トム・クランシーの小説がどう少女向きではないのか」とか「グラスファイバーのイメージからどんな羽が書き加えられてどんな絵になったのか」とか「『美坂なら分かる』という模写の欠点とは何か」とか。

文章面はそろそろ置いておきまして内容面に関して。
栞の原作での設定の「留年」を変えた理由って何なんでしょう?
この話って別に栞が「留年した一年生」のままでも特に問題なく同じ話がかけそうな気がするんですが。ここを変更してしまった所為で栞が「闘病中も進級に向けて勉強していた」ことになってしまい、「死期を悟って達観していた」という栞の設定が有耶無耶になってしまっています。二月の時点で「病気が治った」として、それから猛勉強してトップ合格は流石に無理があります。「特例」で済ませちゃう位なら留年の設定のままの方が自然だったんではないかと。
森の中のスケッチのシーン。女神のイメージで半裸、というのはまあ分かるんですけど、その格好のまま夜の森の中を「必死で歩」かせて、草原を「どのくらい歩いたか見当もつかないほど」歩かせる、という展開は無理があると思います。
「肌が傷つかないように長ズボンを穿かせた」のに、ズボンも下着も無い状態で獣道を長距離歩かせてしまっては、美汐の体、ずたずたになってしまっていると思います。ついでに言うと「衣装を返したら一糸纏わぬ姿」って事は靴すら履いてないみたいだし……
フルヌードでものみの丘の風に吹かれる美汐、を描写したくて無理を通しちゃった印象ですね。

美汐と栞の交流と友情物SS、としてはとても素敵な話です。
ただ、この話を描ききるには、練り込みと推敲がちょっと足りなかったかもですね。

Nekozukuさん (7点)
クランシーを読む女の子が好きです。
彼女はきっと、インスピレーションを刺激する人なのでしょう。
題材や出てくる小物が、とても好みでした。

Natsuさん (5点)
ほのぼのですね。
森でのスケッチシーンは素晴らしいです。幻想的な雰囲気が描けてました。
ただ、祐一と美汐に絵を贈るなら祐一の見せ場をもう少しつくってほしかったです。もしくは祐一は全面カットするとか。
中途半端にあゆを出してるのもマイナスです。

KATUOさん (6点)
話は悪くないのですが、全体的に説明不足というか、描写不足が目立つのではないかと思いました。三人称の視点が揺れているのも気になります。

雨音さん (3点)
なんと言うべきなのか……。
思いっきり端的に言ってしまえば、「纏まりが足りない」でしょう。
その最大の原因は、やはり三点リーダによる無意味な分割でしょうね。
なんでそんなところで切る必要があるんだ?と思わせる部分がほとんどでした。
そのおかげで、主題が曖昧になっています。
栞が絵を描くことと、美汐の過去とがいまいち上手く接合されていません。
また、キャラをもうちょっと(SSっぽく)強調しても良かったのではないかと。
それだけで、随分印象が変わってきますし。

ともかく、今ひとつ楽しめませんでした。

つうじいさん (4点)
文章はすごく丁寧に書いてあって感心しました。
ただ、盛り上がるところが少なかった事と、一部不要と思われるエピソードが気になりました。
あと、栞のキャラが私の思うものと違いました。

「それに絵の中の私に浮気されるのも嫌です」

って台詞好きです。

2%さん (7点)
前半を読んでいるときの心情「脱げ>美汐たん」
後半を   〃  「あっぱれ>美汐たん」

――と、冗談はさておき。何はともあれ、美汐の魅力が出色でした。相対的に栞の印象は弱かったかも。祐一は……残念ながら魅力ゼロ。
全体として、文章はところどころ投げ遣りだし、ストーリーらしいストーリーもないのだけれど……無性に読後感の良いおはなしでした。素直に読めて良かったと思えます。

ボンクラーズ大阪担当さん (3点)
 うーん微妙。
 硬い文章というよりは慣れていない印象。
 地の文を上手く使えばもっと濃くできたんじゃないかと思います。

Longhornさん (8点)
こんな話があってもいいかもしれませんね。

揺れない乳の錬金術師さん (5点)
 何かリズムがおかしいと思ったら、『〜た。』が連発してるんですね。
 そっけなく思えるので、現在形も混ぜた方がいいと思います。
 あとは妖狐の話とか性急過ぎるものを感じました。
 何はともあれ、もっと裸を! もっと全裸を!

琴吹 邑さん (3点)
お話の雰囲気は結構好きだったのですが、ここで終わってしまうのはどうかなあと。
何か尻切れトンボのような印象を受けました。
模写したのを渡して、天野の反応を書いた方がよかったのではないかと思いました。




有効票40 
1 点1(2.50%)
2 点3(7.50%)
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