心のゆくえ

作者:まてつやさん   第 21 位(48.84 pts)

Foolisさん (9点)
難しいテーマを取り扱われましたねぇ。
確かにそうだと思います。
人間は不完全だから、他人を求める、本当にそういう存在なのだと。
そして最後の結論にも共感を覚えます。
よかったです。

Longhornさん (8点)
なんとなくもやもやして、腕組みしながら読んで来ましたが、最後で納得しました。
麻枝氏的(Key的)なお話としては現実的で生臭く、完成されすぎていますけれども、
この祐一がなんというか、雫の祐介と重なるんですね。
好みのキャラ造形ということで傾斜配点してます。

じゅうさん (4点)
恋愛を神聖視する青臭さがステキ。
Kanon度がほとんど無いので若干点数を減らしました。ご容赦。

ぐー!さん (7点)
不思議と引き込まれるストーリーで面白かったです。
kanonキャラの配置も上手くて、そこに違和感は特に感じませんでした。
ただ、やっぱりkanonじゃ無くてもいいなぁ……と思ってしまいます。
確かに違和感は感じなかったのですが、たまたま作者さんの考えたストーリに祐一の立ち位置があっていたからkanonを使っただけという印象も受けましたので……
まぁ、でも面白かったのは確かなので7点を付けさせて貰います

電光刑事バンさん (1点)
Kanonじゃないな、これは。名前だけパクッたオリジナルだ。
だって原作のシナリオ、完全に無視してるし。
まじめな話、ゲームプレイした事ないでしょう。

あおさん (5点)
独特の話回しですね。ただ、この話はKANONで行う必然性が薄いと思います。
オリジナルで出した方が良かったかもしれません。

琴吹 邑さん (3点)
変わり者同士惹かれるというお話なのかなと思いました。
オリキャラの藤村さんはかわいいなと思いました。

Garaさん (9点)
このSS、「Kanonの祐一」が主人公である必要って無いですね。
秋子、名雪、あゆ、といったキャラクター達との背景設定の説明を省くことができる、という点以外には主人公が祐一である必要性って感じません。
そういう類のSSには本来評価低いんですけど……ラスト間際で藤村七恵さんの台詞に魅了されてしまいました。
恋する相手と結ばれない、という、誰もが陥る可能性のある袋小路。成就しない想いに縛られた孤独感。その普遍的苦悩にひとつの解決を方向付けしてくれたこの作品には感銘を受けました。
まあ、正直言えば自分が個人的に似たような苦悩抱えてたんで共感しちゃったんですが^^;
「KanonのSS」としては今ひとつだった気はするんですが、作品そのものとして楽しまされました。総合的に高評価、とさせて頂きます。

月夜のおみさん (7点)
 う〜む、哲学。こういった「人間はなぜ生きるのか?」とか「なぜ恋をするのか?それはより強い個体を作るために自分の持っていない遺伝子をたくさん持つものに惹かれるからである」とかいうお話、というか考察は結構好きです。
 明確な理由が成されていない、いわゆる謎に満ちた神秘という話は惹きつけられます。が、惜しむらくはこういう話はKanonでなくとも全然よいと言うことですね。

Revinさん (3点)
 セックスの話をするなら、もっとふざけて茶化すか、不可避的な問題を扱った綿密なストーリーじゃないと映えないと思う。
 俺は祐一がこの物語のような考え方に至るのは不自然だと考えるし、それを重く真面目に展開されても、しっくりこなかった。
 題材がそもそも短編に向かないと思う。
 俺にも向かなかった。

2%さん (8点)
祐一をよく観察していたから、ということなのかもしれませんが(あるいは、単純に容量の関係でしょうか)、藤村さんの物分かりが良すぎるというか、おはなしを上手く進めすぎているような気がしました。そのせいで、どうしても彼女を物語のヒロインとは思えず、狂言回しのように思えてしまったことが残念です。とはいえ、なかなか新鮮な視点から書かれた作品だということもあり、素直に楽しんで読むことができました。

VALさん (2点)
 あー……と(汗
 「雪の街の、少年と少女の初恋から始まる現代のおとぎ話」を主張してる私としては、正直辛いです。むしろ困ります。
 解釈として皆無だとは言いませんが……ごめんなさい。

earthyさん (4点)
もったいないなあ、祐一。祐一が今まで結婚までに至らなかった理由は、
秋子さんのことだけではないと思う。むしろ、完璧に自分と合う理想の
相手がどこかにいるはずだと思い込んでいるのが主な原因ではないかと。
その考えがある限り、このまま後輩の女性と付き合っても上手くいくとは
思えません。
それにしても、名雪もあゆも祐一の助けにはなれなかったのか。
誰にも相談もせずに、自分の思い込みだけで一方的に別れたのか。
最後までもどかしさを感じる話でした。
    

滝粥さん (8点)
ふぅむ、面白い。
祐一がどこかコンプレックスを抱いて生きていて、そして舞台が社会人と言う着眼点が良い。
単なるハッピーエンドものではなく、そして苦悩を抱いているのも面白かったです。

少々残念なのは、藤村七恵の話が急すぎるようにも感じたことかな?
短編の為、容量が禁じえませんが、もう少し場面作りがあっても良かったかな、と思います。
でも、これは目からうろこでした。拍手。

Natsuさん (1点)
どう採点しようか一番悩みました。

まず文章は上手だと思いました。文句なしです。
ストーリーは設定こそ個性的ですが、そこから先はファンタジーな原作と違い、リアルで世知辛い内容だと思います。
原作で一番近いのは栞シナリオで栞が助からないエンディングでしょうか。
恋のできない祐一が出した結論が恋をしないというのも、悲しいけど現実的な選択だと思います。
不治の病にかかりながらも助かった原作のハッピーエンドに比べ、感動はなくとも考えさせられる内容でした。
最後に祐一に似たキャラを出したのもいいと思います。
この二人はうまくいくのか。多分破局するとは思いますが、それはそれで何かの真実が見つかるでしょう。


本当はもう少し高得点でもいいとは思ったのですが、いろいろ不満なところもあったので……。

名雪と付き合ったことについては祐一が先に告白したはずです。さらに名雪とは惰性で付き合ったことにしてるようですが、作者は名雪エンドを見ていない(もしくは見て見ぬふりをしてる)のでしょうか。
他にもあゆをストーリー上の踏み台にするためだけに出したり、祐一が恋ができないからといって自分を欠陥品と言い切る自意識過剰な被害妄想野郎だったり、名雪たちをメスと表現したり。

この話はオリジナルでやれるでしょう。むしろKanonの世界観が足かせになっているように思えます。これを見てるとKanonに対するイメージが悪い意味で変わってしまいます。
そんな訳でKanonのSSとしては1点です。

竹仙人さん (4点)
 興味深い内容でした。
 そして祐一の葛藤が色々と骨身に染みて、やだなあ、もう。

雨音さん (6点)
これって……別に、KANONSSでなくても良いのでは?

いや、まぁ、それは言い過ぎにしても。
少々KANONから離れすぎているのが気になりました。
もちろん、こんなSSがあっても構わないと思いますし、
ちゃんと考えて書いてるのが分かる、しっかりした内容だったので、
その点は割合良かったとは思うのですが、
「KANONSSこんぺ」に出展するには不向きな作品でした。
もう少し原作のキャラにスポットを当ててくれていれば、まだ良かったのですけどね。
そういう点で、少し高い評価をつけにくかったです。

Manukeさん (1点)
んと、ごめんなさい。
私はこのお話がKanonのSSであるとは認められませんでした。



有効票35 
1 点4(11.43%)
2 点2(5.71%)
3 点4(11.43%)
4 点5(14.29%)
5 点4(11.43%)
6 点5(14.29%)
7 点5(14.29%)
8 点3(8.57%)
9 点2(5.71%)
10 点1(2.86%)


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