しあわせ、もういちど

作者:kobaxさん   第 1 位(60.22 pts)

Foolisさん (5点)
あゆと栞のやりとりがステキでした。
読んでいて楽しかったです。
ただ、ちょっと細かいですが、在原業平をだして説明するよりは、
あいうえお作文をだして説明するほうがこいつららしいかなぁとは思いました。
在原業平がストーリーに絡んでいないですし。
(隠喩的に絡ませたのかもしれませんが、恋物語の部分しかちょっとわからないんです>伊勢物語
そのつもりだったらごめんなさい)

Longhornさん (10点)
あゆと栞のEND以外でも、案外あゆと栞は逢っていたかもしれない。
そんな風に考えたことはありました。

ありがちな「あゆが栞を救ってめでたし」でない、この作品の中後半部は個人的に好みです。
人様の感想で語るのもどうかと思いますが、一度は想いが届いた、ということが大事なのだと思っています。
届いた先の人がそれを気づくかどうかなんて些細なことです。
このお話で行くなら栞は死んでしまうかもしれない。もちろん生きていけるかもしれない。
でもそれはどっちでもいいんだと思います。

とりあえず、満点逝っとけ。

九条 雪月さん (8点)
いい作品でした、最後まで抵抗なく読めました。

MLRSさん (6点)
冒頭、二人の関係をもう少し説明して欲しい→再会
また会える、会えるのかな、会えるってどういう意味なのかなと悩んだり
それより踊りませんか

ぐー!さん (9点)
kanon本編の裏でこういう話があったら…と素直にそう思える作品です。
内容も展開も優しくてとてもkanonという感じでした。
最後、二人の架せられている試練はどちらも解決されていませんが、それでも気持ちだけはって展開もどこかkanonのように思います。

良い作品でした。

アルエムさん (10点)
感動です。ぶっちゃけちょっと泣きそうになりました。

電光刑事バンさん (3点)
要は、あゆシナリオを祐一ではなく、栞でやってみたということだろうか。
ただ、問題点としてあゆの食い逃げは、栞初登場以後は一度もやっていないし、その後親父とは和解している
香里は愛想をつかしたのではなく、運命の宣告をされても笑顔でいる栞を直視できず、現実から目をそらしているだけ
ちょっとしたきっかけさえあれば、再び向き合える距離にいる。
話はよくかけているのですが、どうもゲームのやりこみが足りないように思える。
下手すると未プレイか、あるいはすでに忘れているかだ。

あおさん (10点)
書き方が上手いですね。大変いい話だと思います。

まてつやさん (10点)
 満点です。うがー。
 中盤までで完璧に惹きこまれてました。栞がいい感じで書けてます。
 彼女らの今後が、2人とも亡くなっちゃう未来でも切ないですし、奇跡が起きて病院で再会するにしても、涙出そうです。
 キレイな終わり方のおかげで読んでいる最中にずっと頭を過ぎっていた前者の想像が少なくなりました。

 再会できるといいですね。
 とってもステキな作品をありがとうございました。
 今回の私的ナンバー1です。

琴吹 邑さん (10点)
良かったです。折句のしかけもお話も。
あゆと栞の仲がいい話は、自分も描いてみたいと思っているので、
すごく参考になりました。

Garaさん (7点)
栞シナリオではない栞と、あゆシナリオで無いあゆ。
消え行く運命を背負った者同士の友情の光景が綺麗に描かれてます。

ただ、描写に所々納得がいかなかったですね。
冒頭の栞、後から追加された描写を継ぎ合わせると、「繁華街で」「手足を動かしながら」「本を読んでいた」訳ですよね?
手はページをめくっていたとしても、足が動いてるって事は「歩きながら」本を読んでいたようです。人通りの多い繁華街で、それも雪の時期に、「前をよく見ないで歩く」なんて真似してたら結構危険な気がしますね。
更に言うと、「本を閉じた音で周囲が驚いて静まり返る」って事は、この本、所謂大判ハードカバーのかなり厚い本、という事になります。これって流石に、「病弱で華奢な女の子」が「外に持ち歩いて読む本」では有り得ないのではないかと。
ついでですけど、本を仕舞う場所って「ストールの中」で良かったんですか?栞の場合、「ポケットに入りきれない筈の薬を持ち歩いてる」訳ですから、ポケットに仕舞っていれば追求しなかったんですけど、普通収納ポケットが無い筈のストールに大きな本が仕舞われちゃうのはやっぱ不自然ではないかと。

栞が絵を描き終わった後、あゆに書き込ませるために仕方なかったんでしょうけど、栞を眠らせてしまうのは無茶な展開ではないかと。
「最高気温が氷点下の街で」、「人里離れた森で」、「雪が降り積もっていく中」、「疲労感で限界になった」、「余命幾許も無い重病患者が」、「短くも無い時間眠り込んだ」なら、例えコートがかけられようとも、普通どう考えても死んでいると思います。

かきさん (10点)
 最高。10点持ってってください。
 他シナリオの裏、消えていくあゆと栞。
 この話で必ずしもハッピーエンドを迎えられたわけではないと思いますが、きっとお互いに救われたのだと思います。そう思いたい。
 優しくて、哀しいけれど、やっぱり優しい。素敵なお話をありがとうございました。

Revinさん (3点)
 悪くないです。綺麗で、評価されるんだろうなぁと思います。
 でもあまりにも感動的な要素が多すぎて、常に俺はしらふでした。
 あるべき結末。感動的なエンディング。
 そこに向かっているんだろうなぁという気づきがあって、結局、やっぱりなぁと思いました。
 例えば、舞台裏を考えてしまうんです。
 何の必然性もない起源の単語を解体して、その一文字一文字を冠して作文を考えるキャラクターの滑稽な絵を。
 ビジュアル系バンドメンバーの、トイレでの気張りを想像してしまうような感じです。

2%さん (9点)
よく読み取れませんでしたが、序盤の栞のシーンは「悶絶していた」という設定なんでしょうか……? とまれ、ラストでこんなに綺麗に「かきつばた」を決められてしまったら、高得点を付けるしかありません。正直なところ物語の設定で分からない部分は他にもあったのですが、物語の締めくくりが(ついでに、冒頭の導入も)そんな疑問点を吹き飛ばすくらいに魅力的でした。素直に「読んで良かった」と思えます。ありがとうございました。

VALさん (8点)
 上手いです。
 最初の台詞、タイトル、色々な場面が生かされてて、まとまってて。
 そしてそういうことを考える以上に、感覚的に「いいな」と、そう感じられる。素敵な友情、素敵なお話でした。

earthyさん (7点)
栞の笑顔で恐怖感……この街の人達おかしいです! それともよほど引きつった笑いをしてたん
でしょうか。
とまあ冗談はさておき、話としてはきれいにまとまっていると思います。ただ、あゆが消えてか
らの描写が少し狙いすぎかなという気もします。足跡、コート、メッセージとここまで手がかり
が残っていると、別れたふりをして実はまだ近くにいるのかなと思ってしまいます。

滝粥さん (8点)
良いなあ……。
短編、と言うのを最大限に膨らましてくれたような作品。
描写不足には感じられず、だからと言って詰め込みすぎでもなく、塩梅の良い感じ。
色々と可能性を考えさせてくれそうな良作です。

ただ、かきつばた≠フ話が少々急かなあ?
冒頭の最初から在原業平の作品名などが出てくれたりすれば、まだ良かったりしたんですけど。
ここが残念に感じます。かきつばたの、「しあわせもういちど」は素直に好きですが。
拍手

コンタミンさん (10点)
今回のコンペで10点満点をつけた二作品のうちの一本です。
見所はなんと言っても、あゆと栞の別れのシーン。
二人の言葉遊びに使われた単語が、そのままタイトルへとフィードバックされているという演出がすばらしかったです。
欲を言えば、言葉遊び以前にこの二つの単語が伏線として重要な場面で登場していれば、さらに感動的なラストシーンになったと思いますが……
ですが、それを差し引いたとしても10点満点のお話だったと思います。
あたたかい気持ちを、ありがとうございました。

KATUOさん (9点)
この後、このふたりはどうなってしまうのでしょう。是非ふたりとも幸せになってほしいものです。もう一度と言わずに、何度でも。そしていつまでも。読んでいてそんなことを思えた温かいお話でした。ありがとうございます。

Natsuさん (8点)
率直に感動しました。
結末を描かなかったのも祐一を出さなかったのもグッジョブです。

竹仙人さん (7点)
 どこまでも優しい話だ。
 この作風を知ってる気がしてならない……

 しかし、優しすぎる!
 優しすぎるんだ……

雨音さん (8点)
ストールの中に小説をしまい込む……のか???
しかもスケッチブックまで入っている……みたい???
凄いストールだなぁ……(汗

いやまぁ、それはともかく。
「かきつばた」……でしょうか?
「伊勢物語」を実際に読んだことが無いので分かりませんが。
これを使ったのはとても面白かったです。
あゆの「しあわせ」を望む思いは多少、原作を頼った説明の仕方ですが、
少なくとも栞の「もういちど」を望む思いはちゃんと描かれていましたし。
幸福な再会を予感させる作品でした。

ただ、シーンを抜き出したような、飛び飛びの構成が少し気になりました。
もう少し、その間の栞の心情を描いて欲しかったです。

Manukeさん (10点)
暖かいお話でした。
Kanonの裏側にあったかもしれない栞とあゆの物語、優しい視点が好きです。
スケッチブックを介した結びの部分も良い感じでした。



有効票37 
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