名残雪の人

作者:匿名投稿さん   第 22 位(48.60 pts)

Foolisさん (7点)
実際問題テーマとして非常に難しいものを扱っていると思います。
実際、中絶したり、生まれた子を病院に置き去りにしたカップルも結構いますしね…。
その点興味深かったです。
まぁ私個人の意見としてはやはり中絶という道をとったとしてもこの二人を責めることはできないですね…。
人間を育てるっていうのはほんとに大変ですし…。
…って少し話が脱線気味ですね。

とりあえずそこをもう少し中心に書いてほしかったかなぁと思います。
それが残念でした。

名雪の父親の使い方は面白かったので良かったです。

Longhornさん (5点)
ちょっとお父さんのモノローグ、生きてないかな……
量的に多すぎるわけではないと思うんですが。
あと、これは完全に個人的な好みですが、地の文で語っている割に台詞中心なので、
ちょっと安っぽく見えてしまうような気がします。
この手の手法では地の文は情景描写だけに留めて、人物の会話だけで雰囲気を語らせられれば最高ですね。
僕はそれが出来ないので、いつも会話を絞って地の文に逃げてしまいます。

じゅうさん (5点)
会話文と地の文とのバランスが悪いのですけれども、全体的に漂う青臭さは好きです。
個人的には、二人がどういう決断をしたかまで書いて欲しかったと思いました。

ぐー!さん (3点)
うーん、北川と香里の無責任すぎる発言がちょっと…
確かに子供をおろすとなるとああ言いたくなるのは分かるんですが、どっちが良いかなんて決めつけずに、親友ならもっと二人と一緒に悩んで欲しかったと思います。
そうして出した結論からの発言ならば悪くないんですけどね。
後、水瀬父の台詞はハッキリ言って必要ないと思います。
話の内容に合わせているようで微妙に関係ないし…

つうじいさん (6点)
実は途中まで何かオチがあるのかと考えていました。
後半が急展開な気はしますが、その分サクッと気持ちよく読めました。

アルエムさん (10点)
なるほど、冒頭の文の意味は、そういうことだったんですね。納得すると同時に深い感動を覚えました。

電光刑事バンさん (4点)
最初のあたりである程度のオチまで読めましたが、計算合わないというかなんと言うか。
四月だと、最初の強制イベントあたりなのかとかんぐってみたり
しかし、そういった部分を匂わせておきながら、考えオチにするところでミスリードさせるつもりなのかとも思うし
その意味では微妙ですな

あおさん (7点)
う〜む、深いですね。
ただ、祐一が名雪を一度拒絶してから、心理描写しか書かれてないので、
やたら早く、心変わりしたような気がします。
ここは、情景描写をいれて、勿体つけたほうが決心するまでの時間が取れたと思います。

琴吹 邑さん (3点)
シリアスなお話ですね。

高校生で出産というのは色々大変ですよね。
重いお話だなと思いました。



Garaさん (4点)
むー、現実的に考えると祐一の反応は決して間違いでは無いんですけど……ここまできて決意表明までしといて、いざ、まだ引き返せると聞くと「無かった事」にしようかと考えてしまう祐一、って、キャラ的に疑問ですねー。
て言うか「堕ろせるなら堕ろす事も考える」つもりだったら、妊娠発覚と同時に名雪とその件について話し合っているべきではないかな。もっと言えば避妊しないでえっちしてしまったなら、その場からでも考えていないといけない問題ですよね。
どうも「働く決意」にしろ「堕ろす決意」にしろ「やっぱり産ませる決意」にしろ、どれも思慮の浅い短絡的決断に見えてしまいます。特に「やっぱ産め」の決意に至っては「反対されたからへこたれた」だけに読めてしまいますね。正直この祐一、人間的に魅力が無くて頼りないです。
作品のテーマの重さに対して、キャラの心情が薄いです。このテーマで書くのならもっと練りこんだ深い考えを示して欲しかったですね。

かきさん (5点)
 題材としては、カノンの二次創作に限らず何度も目にしてきたものでした。
 苦悩から決意までの過程にも特に印象深いところはなく、まぁそうなるよなぁ、といった感じ。
 最後のシーン(秋子さん)は頭によく残る綺麗な締め方だと思いました。その前からの流れがちと急で、もったいなかったような。
 秋子さんの夫の語りをその前に持ってきて、名残雪で終わった方が個人的には好きだったかもしれないっす。

Revinさん (3点)
 「はら、早く行けよ!」がツボってしまった。ごめん。
 全体的に、何か甘さが漂っている印象でした。
 構成と心理変遷が特に。
 うまくオチてない気もしました。

2%さん (8点)
同じフレーズを物語の始めと終りで繰り返す構成が上手く成功していたと思います(二回目の「君は誰だ」に到達したとき、無性に暖かい気分になりました)。あと、祐一パートと名雪パートが同時進行して合流する序盤〜中盤の展開もダイナミックで爽快。
――と、構成のことにばかり言及していますが、テーマそのものも印象的でした。欠けた第5章の内容を想像しながら、今夜は眠りたいと思います。素敵なおはなしをありがとうございました。

VALさん (3点)
 名雪父の独白(?)が浮いてます。死の寸前の思考としてはちょっとどうかと。
 詩的なかっこよさの演出、というよりはむしろ言葉として支離滅裂な印象を受けてしまいますし……。

 あと、解決があっさり過ぎるのも気になります。そこまでの過程に対して、祐一の思考だけでで終わってしまうのは短いかな、と。

earthyさん (6点)
語りの部分は最初と最後だけで充分です。
2番目の部分、押し付けがましく感じました。

滝粥さん (8点)
相沢の弱さを物語っている話……。一介の高校生、と言うのを充重点を置かれたようにも感じた話でした。
超人的でもなく、英雄でもない、ただの弱い、扶養家族。それが如実に顕されており、とても新鮮。
でも、最後にはその垣根を越えて行ったのがとても気持ちの良い終わり方だったと思います。
しかし、少々残念なのは北川や香里などのキャラの方が際立っていた事かな? 一番に北川の過去に目が囚われてしまったから、もう少しそれを書くか、抑えるかした方が良かったかもしれません……。
最初と最後の言葉も、とても好きです。拍手拍手ー。

KATUOさん (6点)
ありがちな話ですね。祐一と名雪が和解するシーンはカットせずにちゃんと書いてほしかったです。北川と香里が病院に行くまでの経緯も気になるところ。
冒頭とラストの意味は色々と想像できるけど、いくらなんでも情報少なすぎだろうと感じました。

Natsuさん (1点)
読みたくなかったというのが本音です。ここまでくると甲斐性なしを通り越して無責任です。
祐一はこんなやつではないと思いたいです。

竹仙人さん (5点)
 色んな点を良く思い、また色んな点に引っかかった話でした。
 うーむ……とりあえず挙げてみます。
 台詞回しに比べ、描写、特に冒頭にぎこちなさを感じて一寸のめり込みにくかったです。キャラは立っているので、掛け合いなどは軽快に読み進めることができたんですが。祐一のヘタレっぷりは好印象。ただ立ち直りの早さにはかなりびびりました。え、マジで!?と叫んでしまいそうになりました。
 父親というのは可能性のひとつとして見ていましたが、この使い方は……いや、この詩?は好きなんですが……うーん……どうも釈然としないものが。

雨音さん (6点)
独白は名雪の父親でしたか。
これは面白いと思いました。
ただ、全体を通してのテーマがぼやけてしまっていたように思います。
というのも、結論が欠けていたので。
意図的に排除したのでしょうが、やはり個人的にははっきりと口に出して、
祐一と名雪の小さいけれど大切な力を提示して欲しかったです。
この点が少し残念でした。

あ、ついでに。
台詞に頼りすぎな部分が目立ったのも気になりました。

Manukeさん (2点)
祐一君、すごいヘタレですね……。好き勝手やっといて責任は取りたくないです
かと。親父さん、ぶん殴ってやりましょうよ(^^;)
物語の構図としては、少々ありきたりに感じられました。展開にもう少し意外性
が欲しいです。
あと、会話部分と地の文章のバランスがあまり良くないですね。適時交互に織り
交ぜると、より読みやすくなると思います。



有効票38 
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3 点6(15.79%)
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