記憶の肖像と世界の歩み

作者:匿名投稿さん   第 6 位(53.78 pts)

Foolisさん (7点)
「『世界は美しい。悲しみと涙に満ちてさえ。瞳を開きなさい。やりたい事をしなさい。なりたい者になりなさい。友達を見つけなさい。焦らずにゆっくりと大人になりなさい』」
この台詞の使い方が非常にうまいですね。
りえちゃんと、ことみのやりとりがよく、また、りえちゃんの心理描写がとてもよかったです。
最後の〆が美しくていい感じでした。

ただ、もう少しいい調理の仕方があったのではないか、とそう思ってしまいました。
イマイチよくまとまっていないかなぁというかなんというか。
それがちょっと残念かなぁと。
でもよかったです。

峰生ゆたかさん (7点)
 良いお話でした。
 非常に丁寧なつくりで、惹きこまれます。

しんかさん (4点)
私だったら、「記憶の肖像と、世界の歩み」って感じに中に句読点を入れるかな。まぁんなことたぁどーでも良いことなのです。
取っ掛かりに時間が要るお話、読めるまでが少ししんどい。読めるようになればそこそこ進むけど、途中またちょっとダレル。削るところがなかっただけに、ちょっと残念な気がした。
この人の中で仁科りえと言うキャラがちゃんとできていて愛を感じます。

かきさん (6点)
りえちゃん先生とことみのいい子いい子。ええ、いい仕事してくれます。
ちょっと展開についていけないところがありました。嫉妬のところとか。
多分そこについては作者様も気にはされていたと思うのですが。
あとは朋也にちと違和感を覚えたり。かっこよすぎる気がしたり何たり。

りきおさん (6点)
結構良いですね。
終わり方が「ええっ?! これで終わり?!」
って思ってしまったのが残念です。

仁科とことみを絡める上で、非常に自然で面白い話でした。
それだけに、終わり方が…ね。
もし続きの話があるのなら、是非読みたいとは思いました。

すなふさん (6点)
 普通にいいお話でした。最後が尻切れ気味かも。

藤村流さん (8点)
出来るなら、最後にエピローグとしてもうひとつほしかったです。
起承転結の承が長く転が後ろの方に来ていたため、結論部分が短くなっていたように感じました。
ことみと仁科さんの遣り取りは好きです。あの長い遣り取りが、転の盛り上がりにも繋がったのだと思いますし。

pentiumさん (8点)
素直に染み入る作品だと思いました。
ただ、岡崎が「岡垣」になってる個所がありました。
それだけが気になりましたね…

Manukeさん (8点)
仁科さんの苦悩と葛藤が、ことみシナリオに上手くとけ込んでいて、自然な感じで読め
ました。
ただちょっと、末尾は勿体なかったように思います。少々ぶつ切り感がありました。

雨音さん (10点)
>岡崎朋也ともう一人(名前は忘れた)
酷ぇっ!!?(笑

と、まぁそれはどうでもいいのですが(更に酷い
とりあえず……仁科りえのSSは、何でこうも良作揃いなんだろう。
仁科さんの過去も心理も、開けられないケースも幽霊も、実に良く出来ていました。
ことみや朋也の問題と重ね合わせるあたりも良いです。
ことみパパのあの手紙の一文は、きっと誰にも共通するものなのでしょうね。
まぁ、朋也に偉そうに語る権利があるのかって疑問はありますが(苦笑
とにかく、全体的にゆったりペースなので、やや間延びするのではという危惧はありましたが、そんなことも無く、
スッキリと纏まった中篇作品でした。

ふうがみことさん (6点)
 う〜む、話がライト過ぎです。
 前半読み進めている最中には「語り口調に似合わず残酷な話だな」と考えていました。だからこそ後半、主人公がことみに対して感情をあらわにする場面ではほっとしたのですが……その後の流れが、鬱積していたものに比べて軽すぎる気がしたのです。
 ただ一度、このような喧嘩ともいえず愚痴ともいえないような会話のやり取りをするだけで「幽霊」が消えてしまうのならば、それまで主人公が抱えていたはずのものが軽すぎます。時間や世界を語られても、そこに共感を得られない。
 仁科の抱える感情を軽く流すこと自体は構いませんが(物語の雰囲気自体は一つにまとまってますし)、それならばもともとの悩み自体を重くせずに、解決方法にあった重さに設定しておくべきだと思いました。



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