「ドラマみたい」

読ませる話を書ける方なのになんだかもったいないですね。
後半の素直なハートフルラブストーリーだけなら１０点でした。
前半のKanonの定番ネタばかりの変なギャグが…。

ほのぼの感は良いのですけど、少々キャラクタの造形が表面的に見えてしまいます。
展開も、もう少し意外性が欲しかったかな？
スノードロップの部分は悪くないのですが、雪の中を蝶が舞っていた理由付けがあると
良かったように感じました。
（『凍蝶』と言うように、ふつーは飛ばないと思いますので）

感想は一言もったいないです。すごい好きな作風なんですが。
テーマも展開もなかなかほのぼのとかなりいい感じなんですが、詰め込みすぎだと思います。
登場人物の多さと、不要な場面が気になりました・・・まとまりがなくなってるかなと。
作者さんの技量が高い故に、そのあたりが気になりました。

キャラが大勢出てくるわりにはぜんぜん活かしきれていない。
けっきょくのところ、北川と名雪はキャラ貶しでギャグ要員ですか？
しかも北川は春原はいってるし。
本当にゲームをプレイした事があるのかどうか疑問ですな。
まあ、やった事あるって言っても何年か前にちょこっと、というパターンでしょうけど。
後、地の文の一人称がころころ代わって非常に読みにくい。
誰か一人の視点で書くならその視点で、三人称で書くなら三人称で統一したほうがいいです。
それと蛇足ながら、冬の寒さが厳しい地方では夏休みが短い分、二月にお休みがある場合があります。
そのあたりを上手く利用すれば、序盤の無意味な展開も解消できたでしょう。

昔、こんなドラマがあったと思いました。
余計な要素が入ってますね。秋子さんの不可視の力とか、登場人物がむやみに多いとか。特に美汐はどう考えてもいらないような。
でもこういうノリは嫌いじゃないです。むしろ好きです。

仰りたい気持ちや要点をまとめてください。それとできれば起伏を。
日常的なほのぼのを描こうとされていたとしても、です。

なんというか……世にあるkanonSSを判で押したような内容ですね。
オリジナリティがないというか、作者さんが読んだSSの好きな部分を抜き出してきて纏めただけのような……。
文章力的にはそれほど悪くないと思うんですが、肝心の話がそんな感じなのでちょっと面白いとは言えないです。
後、ラブラブ甘々シーンはギャグ調にする等して、受け入れやすいように配慮した方が良いですよ。
アクが強くてそれだけで読み手が感情移入する気力を削ぎますから

　名雪の扱いが気に入りませんでした。
　えっと、私はそれだけで１点付けるんです。どうしても受け入れられなかったもので。

　これが「シオリー祭り」じゃなかったら、もう１点差し上げたいところなんですが。
　ちょっとキャラ出しすぎ、といった印象ですね。各エピソードに文章を使いすぎで、肝心の栞の影が薄いです。あと、ラブの描写が直接的かなあと。
　何か、個人的な最大の見所が香里の場面だったんで（苦笑

　ただ、この日常的な感じはわりと好きです。いい意味でも悪い意味でも、Kanon二次創作といった感じで。