「ありがとう」

雰囲気がとても良い感じですね。
教え子の二人も味があります。
ただ、少々リアクションがオーバー気味のように感じられるところもあり。

それからもう一点、疑問に感じたところが…。
栗ようかんって、しけるんでしょうか？(^^;)
（練りようかんは保存性高いような気がしますし）

まず、オリキャラ二人の人物描写が乏しいので減点。
はっきりいって、どんな髪型をしているのか、どんな顔立ちなのか、どんな体型なのか、どんな服装をしているのかとか、そうした基本的な描写がないのでは無意味です。
二次創作をしていると、こうした基本をおろそかにする傾向があるので注意しましょう。
後、栞が無意味にご都合キャラになってるのも減点。
香里も名雪も独身ですか。なんと言うか、二人の存在意義を感じませんでした。

なんか世界が違いますね。途中まで夢オチかと思ってました（笑）
さて真面目に感想を。
同性で同年代のオリキャラ二人はきついです、キャラの区別をつけるのが。短編ならなおさら。
個々のキャラは立っていたものの、結局最後まで二人の名前がわかりませんでした。
難点はそこだけですね。他は文句なし。もう最高です。
感想で褒め言葉を見つけられないのが悔しくて仕方ありません。
私の評価は点数で察してください。

オリキャラが生かしきれてないと言うのが第一の感想でした。
最初唐突に出てきたオリキャラになんとか慣れようとしたところで、急に『名雪』になってしまい、ますます置いてけぼりな感じに……。
もう一人の子を栞っぽくしたのは狙っての事でしょうが上記の要因で劣化キャラに見えてしまいこれもあまり良い印象を受けませんでした。
後半でオリキャラに栞らしさを植え付けるんじゃなくて序盤で栞に良く似たタイプだけどでも確固たる違いがあるキャラにした方が読者としては納得しやすかったと思います。
また、名雪似にしてももう少しきっちりとした差別化を謀ったり登場シーンでちゃんとキャラを固めた方が良かった気がします。
それと途中の栞と祐一のラブラブシーンはストーリの流れから見て蛇足だったと思います。
そのシーンを書かれた気持ちは分かるのですが、ラブラブシーンというのはそれだけである種のパワーを放ちますから、その所為で序盤で築き上げた物を霧散させてしまった気がします。
自分の生徒を見て初心を思い出すという話の発想は面白かったと思うので、もう少し表現の仕方を変えてみてはどうでしょうか？

　途中までは平凡なイメージでしたが、締めがビシッと決まっていました。
　良かったです。

　文章は文句ないんです。内容も、キャラが可愛いんです。センスがいいんです。ほのぼの出来るんです。素敵なんです。
　ただ、テーマが……悪いとかいう意味ではなく、微妙にぼやけた感じが。
　オリキャラの描写に費やされてる割合がちょっと多いのかもしれません……。

　単純にＳＳとしては好きです。