風吹さいくりんぐ

作者:なげさん   第 1 位(80.37 pts)

火散さん (5点)
【10点】
 ――お見事。センス溢れる文章が素敵です。大好きです。
 読んでいて、とても心地よかったです。

 内容も……それぞれの人物関係、奇跡解釈、栞の今の想い。
 そして、北川と香里のラブでの終わり方……全てにおいて文句なし、私的に素敵にパーフェクトでした。
 既にいない北川の妹という、普通なら引っかかる筈の設定も、このお話ならありだと思います。
 いいSSを読ませて頂きました。大好きです。ありがとうございましたー。

 ただし一言だけ。北川の一人称の『オレ』は出来るだけ守って下さいね。

夜の渡り鳥さん (5点)
【9点】
 栞が生きてて、ちゃんとエンドしてて幸せそうで、それでたくさん喋ってる。
 なんかそれだけで嬉しくなってしまう自分がいました。
 序盤の固有名詞連発に引いていたことを最後は忘れてしまうくらいに良かったです。

杉田俊輔さん (9点)
時間的に、おそらく感想付けできる最後の作品でした。
……という、私的諸事情はさておき。最後に良い作品と巡りあえたことに感謝。
北川と栞の2人で紡ぐ物語は、秀逸と言う他ありません。ステキなお話でした。

雪蛙さん (10点)
一番最初に、たまたま目に付いた「栞、北川」に興味を覚えクリックして読み始めて、

即ID取得してしまったじゃないですか(泣き笑い)。

採点も感想もする気はなかったんですがねぇ(溜息)。
というわけで一作目から大フィーバーな作品を読ませていただきました。いやこれはすごい。
地の文の表現が実に細やかで、展開も間延びしそうになるところで動くので実に妙。
北川の妹というのが全般的に受け入れられるかが微妙ですが、北川に設定がつく土壌はできてるから多分問題ないだろうし。
話の作りがしっかりした長さで書かれていて、しかも北川と栞の会話が面白すぎる。

実にいいものを読ませていただきました。心から感謝いたします。
文句なしで10点つけさせていただきます。

琴吹 邑さん (4点)
栞がパワフルだなと思いました。病弱イメージの栞だけに
この栞は結構好き嫌いがあるかもしれませんね。
なんかすごく勢いとテンポのあるお話だと思いました。
それだけに、誤字があるとテンポが崩れちゃうので残念です。
4年経ってるのは、北川の妹が死んで4年なんですね。
その部分が少しわかりにくいなと感じました。

誤字
栞はおや?と首をかげてた
まごことなき

基本点 3
誤字・脱字等 -1
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1

春日 姫宮さん (6点)
 面白かったです。
 ただ、前半栞が中心だったのに途中から北川が主眼になってしまったのが少しちぐはぐに感じました。


【お】

雨音さん (8点)
こういう、楽しく読める作品って好きです♪
北川君とちょっと壊れた栞の掛け合いが……(笑
真剣なところはちゃんと真剣に書いていましたし、気持ちよく読めました。
ただ、北川君と香里とを重ねるのはちょっと無理があるなぁと。
北川君の場合、妹とは結局一度も会ってないわけですから。
そこまで思い入れる、その理由がよく分かんなかったです。

歩く人さん (5点)
青春ですね。いい感じです。無粋なツッコミを入れるとするなら、栞に作中のような長距離の自転車移動や勝負なんかは出来ないだろうという点ですね。ましてや栞は病み上がりだし。根性ではどうにもならないかと。あと、栞の車種が何か書いておいた方が良かったかも知れません。まあ、旅行に着いていく点からマウンテンバイクだろうと言う予想はつきますが。

この辺に目をつぶれば良い作品だと思います。

Foolisさん (10点)
栞がかなりユニークなキャラになっていてよかったです。
始めのあれも面白かったですし、香里のことを悪く言う栞もよかったです。
また、話の内容も変化ということについてかいてくれていて面白く読めました。


2%さん (9点)
北川くんは「近い」といいますが、自転車を丸二日も漕いだら相当な距離になりそうです。

Longhornさん (10点)
楽しくて、いいお話をありがとう、お兄ちゃん。

Manukeさん (10点)
うわぁ…。
すっごく好き。人物も、文章も、雰囲気も、お話も。
特に栞。3ページ目辺りの台詞が素敵です。
後半は少し駆け足っぽい印象がありましたけど、サイズぎりぎりですから仕方
ないかな?(^^;)
(と言うか、単に面白かったから読み足りないと感じただけかも)
読んだ後に温かい気持ちになれる作品でした。

ところで、

> ちょっと泡が飛んでます。

の部分が一瞬分かりませんでした。
もしかして、マンガでよく表現される、眠い表情を示すぽわぽわマークのこと
でしょうか? 最初、ビールでも飲んでたのかと思っちゃいました(^^;)

じゅうさん (7点)
……この作品を愛する自分と嫌悪する自分とがいます。
二人の自分の評価の間をとってこの点数にします。

雪凪ゆうさん (9点)
 会った事がないのに笑顔が思い出せない、というのにはひっかかりましたが…ところどころの展開で笑わせられました。
 それで、シリアスの場面もちゃんと書かれていて良かったと思いました。

広咲瞑さん (10点)
めちゃめちゃうめー。
ただその一言って感じです。掛け合いのノリが素敵すぎです。
全編に夏の雰囲気がぼわぼわしてて、僕の周りからはとっくに通り過ぎてしまった筈の八月が、ひょいと戻ってきちゃったかと思いました。自転車旅行、季節の熱風にそそのかされたみたくやけっぱちなテンション、青空、陽光、はずむ声と笑顔と――人が生きていく上で、避け得ないシリアスをごく当たり前に受け入れて、戦うでも逃げるでもなく、ただその只中に在ろうとする姿。
北川も栞も、なんて気高いんだろうと思います。
ていうか栞の可愛さが反則です。萌えを通り越して恋しちゃいそうです。危険ですか?

電光刑事バンさん (6点)
 う〜ん、微妙ですね。
 そもそも栞シナリオに北川は関与してないし、祐一の実家が東京でもない。
 自転車に踏むブレーキなんてあるわけないし、北川の妹なら半オフィシャルで麻宮姉妹だし。
 とにかく、内容的にはKanonのSSである必然も感じられません。
 それ以前にゲームをプレイした事があるのかが疑問ですな。

竹仙人さん (9点)
 モロ、好み、俺、ヒット。
 会話のノリから、地の文のテンポから、軽さ重さの比率から、爽やかさから青さから何から何までヒット!

 深刻すぎず、軽すぎず。適度にポジティブ適度にネガティブ。バランス最高。
 いやー、読めてよかたばい。

まてつやさん (10点)
 すごい好きです。この作品。
 北川と栞の組み合わせの中では一番良かったな。
 軽快な会話のテンポとかすごくいい。
 最後あっさりしすぎてるような感を受けたところだけ個人的に残念だったかな。
 ともあれ、このこんぺのなかで一番のお気に入り。

りょとさん (9点)
 文章は相変わらず巧い上にテンポ溢れてます。完成度も高いですし、敢えて何かを進言する必要はないと思います。てか、進言できねえよ。
 けれど、一つ言うならなんか足りないっす。その何かは、ぜんぜんわからないけれど。
 最初、一瞬ツノっぽいかなぁ、とおもいつつ、けどやっぱバレバレなあなたを愛してる。

Natsuさん (7点)
長いけどテンポがよかったです。
北川が香里を好きな理由まで丁寧に書かれていて好感が持てました。
欲を言えばもう少し北川の妹に触れてほしかったです。

あるてしもさん (6点)
 推敲をもう少し重ねて欲しかった。勿体無い。

猫竹林さん (8点)
良い。軽快。構成も文章も巧いと思う。
ガリガリ君や、調子外れの水戸黄門や、
そこに無い丘までの競争とか、ちょっと謝るだけに旅する兄とか。
ラストが物足りない気がしますけど、こういう性格の登場人物は大好きです。
ただ、アウシュビッツの例示は勘弁してください・・・

コンタミンさん (9点)
読んでいる途中から「ああ、間違いなくこれは10位以内に入るな」と確信した作品です。
それほどに文章、構成に全く隙がありませんでした。
欲を言わせていただければ、前半のクライマックスである坂道疾走のシーンが非常に臨場感やスピード感に優れていたため、後半最大のクライマックスである墓前のシーンで物足りなさを感じてしまいました。
墓前のシーンは物語全体のクライマックスにもなりますので、何かもう一つ印象的な要素が欲しかったな、と思いました。



有効票41 
1 点1(2.44%)
2 点0(0%)
3 点1(2.44%)
4 点2(4.88%)
5 点4(9.76%)
6 点3(7.32%)
7 点4(9.76%)
8 点5(12.20%)
9 点9(21.95%)
10 点12(29.27%)


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