1/2

作者:Revinさん   第 26 位(52.29 pts)

火散さん (5点)
【7点】
 ……なるほど。
 苦手なジャンルなので途中まで微妙と思ってたんですが、名雪の狂気の辺りがやけに怖くて……。
 おかげで、妙に心に残る作品になりました。正直凄いと思います、これ。

 余談ですけど、名雪の脅しと奢りネタがやけに現実味を帯びる作品ですね(何

夜の渡り鳥さん (5点)
【6点】
 そういう伽羅倶利ですか。ちょっと否定できない可能性で面白かったかも。
 ちなみに、勘の良さならむしろ物の怪サトリの方だと思いますー。

はね〜〜さん (8点)
 ダークですねぇ……。いや、最初のジャンル記載でダークの三文字を読み落としていた分、より最後が鮮烈に来ました。

 正直、栞の事を過去にして代償に名雪と付き合う祐一と聞いて
「あぅ……いや、こーゆーのはちょっと……」
 と思ってたんですが……いやいや。1/2というタイトルが凄く秀逸です。そして、不可思議な書き方の一人称がずーっと気になっていたんですが、そのカラクリは想像以上にきつい物でした。

 そうですね。だから『相沢祐一』なんでしょう。妙に祐一にしては地の文の一部が知的ですから、不思議に思ってたんですが……この話はずーっと香里の一人称。
 この書き方は怖くて、そして凄く上手いです。
 2つの世界が本当は1つでしかありえないと分かった時、この世界はどうなるのでしょう。さらに2つに分裂しようとするのか、それとも世界そのものが収縮に耐え切れず崩壊するのか。
 ……たぶん崩壊するんでしょうね、間違いなく。

 ただ一つの疑問というか、減点の理由は
「この壊れた名雪を、秋子さんはどーしてるの?」という事です。秋子さんならば放置する訳がありませんから。香里の両親はさておき。
 ここを昇華して欲しかった。世界の中の大きな綻びですから。しかし、この正気と狂気の境界のような世界は読んでてかなり面白く怖かったです。

琴吹 邑さん (3点)
ひょうすべは勘のいい妖怪でもないし、足の速い妖怪でもないのに、なぜひょうすべ? 
もっと適切なのがいたのではないかなと思います。

香里の章をに祐一に成り変わるとことを示す描写が何一つないので、名雪の章での展開がものすごく唐突に感じます。
また、名雪の章は視点がぐるぐる変わって、誰の視点なのかわからなくなります。
この章だけ名雪視点じゃないですし。
終わり方も、何の解決もなく唐突に終わったという感じがします。


基本点 3

春日 姫宮さん (1点)
 駄目。受け入れられない。


【っ】

nageさん (8点)
 すっげぇ、気持ち悪かったです。うまい。

雨音さん (4点)
なるほど……そぉきましたか。
こういうのも、なかなか面白かったです。
でも、香里まで壊れちゃってるのはちょっと残念だったかなぁと。
これじゃあ、なんで香里がこんな事をやっているのか、さっぱり分からないです。

歩く人さん (9点)
……後半冷や汗が出た。巧いねこれは。前半部の奇妙さも後半部がこれなら納得。

名雪が凄いことになってますね。こういう人を想像すると寒気がしてきます。香里も程良く壊れてるし。事情を知る人間が二人の関係を見たら怖気が走りますね。ちょっとゾクッと来ました。堪能させていただきました。

Foolisさん (5点)
水夏の第3章を思い出しました。
(やっていなかったらごめんなさい)
なかなか狂気的でよかったです。
みなさん狂っていますねぇいい具合に。
でも祐一の自殺には少し納得できないかな。
彼は自殺するようには思えん。
まぁあくまで私の主観だけど。

Longhornさん (9点)
これはびっくり。ダークものっていうよりは、良くできた黒色の立体パズルみたいで、無駄のない構成に感服しました。

Ichiさん (10点)
話の意味を理解してから一拍置いて、背筋をゾクゾクとした悪寒が走りました。
お見事、です。

Manukeさん (8点)
これは上手い…。
読んでいる途中は「なんだこれ?」と思う箇所があったのですが、そういう仕
掛けですか。騙されました(^^;)
本来ならもう少し点を差し上げたいところなのですが、読後感が最悪なのでち
ょっとその分を引かせていただきます。
好みで採点しちゃってごめんなさい。

ß 「朝特有の気だるさ」を解消する薬って…覚醒剤?(^^;)

じゅうさん (6点)
何故、という疑問は残りますが面白い試みではあります。

電光刑事バンさん (5点)
 ダークというか、微妙な内容ですな。
 栞が死んで祐一がが後を追って、香里と名雪が狂った。と解釈するべきか。
 その関連がわかりにくいので、いまいちダークになりきれていない気がします。
 なんというか、ダークはキャラの心理描写が売りです。狂っている様子を客観視するものではないです。

竹仙人さん (8点)
 ……氷解っ! そしてすかさず二度読み。
 すると、謎がでろんでろん解けていきました。そして上手いなぁ、と窓の外を見ながらため息ひとつ。

 この、デロデロさが、もう、たまらなく、好きだ!

まてつやさん (7点)
 2回目を読んだらなかなかにおもしろかったです。なるほどなるほどって感じで。

Natsuさん (3点)
だから何? としか言えません。
最後に真相が明らかになったというだけで、面白味など皆無です。

MR.Dさん (5点)
ダークなんだけど読み返さないと最初の展開が
理解できませんでした。結局香里が祐一で
祐一が香里でとなっている事も、後半まで
わかりませんでした。
とても難解なストーリーでした。

あるてしもさん (7点)
 今回のダークの中ではもっとも甘さがなかった。ダークといえる作品だったと思う。
 ただ、ネタばらしはもっと他にいいやり方があったのではないだろうか。

コンタミンさん (8点)
面白かったです。
下級生による伏線も見事にはまっていましたね。
思わず、どこか破綻している箇所はないかと意地悪く読み直してしまいました。
ただ、真相解明のシーンを少し名雪に喋らせすぎかな、という気はしました。
そこだけ名雪の台詞がやたらと説明的だったのが目立ちましたので。
全体的に見て素晴らしかったと思います。恐怖短編モノとして、楽しく読めました。



有効票42 
1 点4(9.52%)
2 点2(4.76%)
3 点6(14.29%)
4 点4(9.52%)
5 点9(21.43%)
6 点4(9.52%)
7 点5(11.90%)
8 点5(11.90%)
9 点2(4.76%)
10 点1(2.38%)


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