in the BOX

作者:雨音さん   第 16 位(57.50 pts)

火散さん (5点)
【6点】
 ……立場が違うので考えが違って当たり前なんですが、彼ら彼女達は大げさだと素で思ってしまいました。
 閉じ込められた時の慌て様ではなく、外の世界がどうとか、誰かに、とか。そういう考えのことです。
 まあ、この話の場合はそれが正しいことになるわけですが……正直、話自体に納得がいかなかった、というよりはっきりとした気持ちの理解が出来なかったです。

夜の渡り鳥さん (5点)
【8点】
 エレベーターは狭いのでたくさん詰め込むと苦しいです。
 普通にエレベーター騒動を描けば良かったのに余計なことまで詰め込みすぎかな?
 『おしいれのぼうけん』という懐かしい話を思い出していたのですが、そういう路線でやって欲しかったと思う自分がいます。
 あ、ご存知でなかったらゴメンナサイ。

杉田俊輔さん (10点)
素直に脱帽。完敗です。勝てません。10点を進呈。
こういう話、好き嫌いは分かれるかも知れませんが、私は好きでした。

はね〜〜さん (8点)
 タイトルはシンプルですが、それでいて良く話を表現できていると思います。
 ストーリーの背景がいい加減な話ってSSでは多いですが……これは、その事にしっかり目を向けて説得力を大事にして描いていますね。
 いやー、これはドアが開いたら世界が滅んでるかな、とか思ってたら速攻で栞に見透かされましたが。そして真琴のトイレネタは、この話で一番楽しい部分でしたー。
 随分しりとりの言葉が苦しいなと思ったら、最後の祐一の台詞で納得です。そりゃあポーチだって飛んでくるでしょう。むしろ尿が飛んでこなくて良かったなって感じで(笑)

 さて。この世界って不思議な世界ですよね。真琴と栞が同時に存在している世界。それはシナリオ上どちらか片方しか選べないと言う事もそうですが、全く接点の無い二人ですから。
 だから、こんな世界が存在しえているのはそれだけで不思議なこと。けど、その中で5人が楽しく生活しているならば、その世界は間違いなく幸福な世界でしょう。

 ……しっかし、あゆを溺愛するあゆファンにとってはきつい話ですねぇ……(苦笑)いえ、無論その通りですし否定する気はしませんが。祐一は最高に男らしい、主人公らしい答えを返してくれました。
 君望じゃあるまいし、やっぱり祐一は決める所では格好よくないとっ。
 ただむしろ、あゆがこういう真似をするかなぁ、という疑問はあります。あゆは、祐一と祐一が好きな人の幸福を望むでしょうからね。
 なお祐一はどっちと一緒になるんでしょう。どっちもは不可ですよ、重婚ですからね(苦笑)
 元々構築が苦しい世界ではありますが、それをこういう形で強引ではありますが成立させた話の運びと作者さんの気持ちは良く伝わりました。まさに秀作であったと思います。良い話でしたー。

※最後に一つだけ作者さんに質問です。この箱はなんでしょうか? なおエレベーターです、なんて回答はいりません(苦笑)

雪蛙さん (7点)
さてさてまた不思議で評価の割れそうな作品が出たものです。どうしたものか。

全般的に楽しめました。強いて言うなら止まった直後のエレベーターの異常性をもう少し描写してほしかったですが、
文章が進むにつれて雰囲気が暗く、重くなっていったからほっとしました。
考え出すと小難しくなりそうな話をきっちりと描けていると思います。
最後は、こうゆう答えしかないのかなと思いつつやっぱり捻りというか、踏み込んだ答えがほしかったかな?
でも「人を選ぶ」良作なのではなかろうかと。雪蛙は楽しめました。

琴吹 邑さん (5点)
話としては、おもしろい思ったんですけど、設定に違和感を感じました。
現実にあったことだとしたら、
祐一達が2時間以上閉じこめられているのに、
外に出たとき、誰からも声がかけられないというのは、あり得ないと思いますし、
それが、仮にお仕置きとしての異空間であったのであれば、実は時間が全然進んでいなかった、
とか、それなりの描写が入るべきだと思います。
最初の方に名雪が居ない説明がないのも不自然に感じます。

基本点 3
話が理解しやすい 1
おもしろかった 1

春日 姫宮さん (8点)
 上手い。「エレベーターに閉じこめられる」という状況をこう描きますか。
 非常に面白かったのですが、いくつか気になる点もありました。
 折角真琴や美汐を出したのだから、もっと話に絡めてはどうだったろう。とか、栞はトイレに行きたかった筈なのに眠ってしまうなんて、括約筋が発達しすぎだろう。とか(笑)。


【、】

歩く人さん (2点)
祐一は何に対して謝らないのかイマイチ分からない……良い話のようでイマイチです。話自体はそれなりに良かったと思うんですけどね……。

Foolisさん (7点)
なんとも不思議なSSですね…。
なかなかうまい舞台設定だったかと思います。
また、押入れに閉じ込められた経験私もありますね…。
天野の気持ちが結構わかります…。

じゅうさん (6点)
なんで真琴が高校生やねん、とか思いましたがそれはさておき。
この作品の見所は祐一の青くささですね。
ただの妄想かもしれないのに、それに対して大声で主張するようなそういうバカっぽさは嫌いではないです。

雪凪ゆうさん (8点)
 エレベーターの中という場所を比喩の対象に使うところがすばらしいと思いました。
 …それにしても、しりとりの内容が…(笑)

電光刑事バンさん (5点)
 書いてる内容はいいものでしたが、下ネタに走ったので大幅に減点です。
 確かにそう言う状況のアリですが、もう少し女の子の気持ちも考えましょう。

竹仙人さん (5点)
 あれれ? いつの間に異世界へ飛ばされたことになってたんだろう。エレベーターの中に閉じ込められたんじゃなかったのか……
 何がどうなっているのかイマイチ釈然としなく、ちょっち不可解。
 罪の告白も、割と珍しい未来なだけに、作中だけでは積み重ねてきた重みってのが感じられなく、薄っぺらさが拭えませんでした。そしてそれはキャラへのシンクロ率を低め、読者をより傍観者的立場へと誘ってしまい、その結果人形劇を見ている気分に……とか何とか。
 結局のところ、それほど楽しめなかったちうことなんですがw

木村圭さん (7点)
よく分からないけれど、どこか物足りない。
何故かこう思ってしまいます。
祐一VS『誰か』があっさりしすぎているような気はしますが、うーん。

キャラ同士の掛け合いはらしくて楽しかったですしいい物語には間違い無いと思います。

まてつやさん (8点)
 小便小娘は笑った。
 押入れのお話おもしろかったです。

Natsuさん (4点)
あゆはこんなことをする人でしょうか。
願いは一つなのになぜ栞と真琴が二人とも生きてるんでしょうか。
真琴はあゆのお陰で帰ってきたわけではないかもしれませんが、だとしたら真琴と美汐は無関係だと思います。
原作を改変すること自体は悪いとは思いませんが、原作のアフターを書きたい場合は、勝手に設定を変えたら物語に説得力がなくなると思います。
この話はまさにそれで、自分の考えを伝えるために都合良く設定を変えているように感じました。

MR.Dさん (8点)
突然のハプニングに罪の意識を目覚めさせる
偶然なのか必然なのかはともかくとして
考えさせられる作品でした。

あるてしもさん (5点)
 香里の誕生日は確か3月1日だったような。いや、大学2年じゃ20歳になってないんじゃないか、ってだけだが。
 作品の感想としては、綺麗な茶番、という印象。可もなく不可もなく。

コンタミンさん (7点)
ありがちなテーマだとは思いますが、魅力的に書けていると思いました。
一昔前のSF短編を読んでいるような気分になり、楽しかったです。
最後、祐一は自分たちを閉じ込めた「誰か」に気づいて脱出に成功しますが、そこに至るまでの経緯が分かりづらかったと思います。
結局、祐一はなぜ「誰か」の存在に気づいたのか。
「誰か」の目的にどうして気づいたのか。
そのあたりの明確な描写も欲しかったな、と思いました。



有効票43 
1 点0(0%)
2 点1(2.33%)
3 点2(4.65%)
4 点5(11.63%)
5 点10(23.26%)
6 点5(11.63%)
7 点11(25.58%)
8 点7(16.28%)
9 点1(2.33%)
10 点1(2.33%)


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